持続可能な社会を目指すスタートアップ企業「おかえり」から、竹でつくったトイレットペーパーの定期便サービス「BambooRoll(バンブーロール)」が登場。1月18日(月)から公式サイトにて、初回発送分の先行予約の受付を開始している。
成長が早くCO2を吸収する“竹”
「バンブーロール」は、環境と体にやさしいトイレットペーパーを目指して開発された竹100%を原料とするトイレットペーパーを、定期便で届けるサブスクリプションサービス。
トイレットペーパーは、漂白剤を使用しない、ナチュラルな色合いの無漂白で、体に優しい仕様だ。1ロールの長さは33mで3枚重ねとなっている。
竹は二酸化炭素の固定能力と耐久性から、プラスチックや木材の代替資源として注目を集める素材。生育が非常に早く、木は成木になるまで10年以上かかるところ、竹は地下茎から毎年タケノコとして芽が出て約3カ月で10メートル以上に成長し、3年程度で成竹となる。竹とラタンの国際機関・INBARが発表するレポートでは、生育期間5年前後までの期間は針葉樹・広葉樹よりも二酸化炭素を多く吸収するとの検証結果も提示されている。
収穫してもすぐに自然に生え、少量の水で農薬を使用することなく早く成長する竹を使うことで、「収穫・使用・自生してCO2を再び吸収する」という循環をつくりたいとの考えから、同サービスが誕生した。
使うペースや量に配慮する習慣をつける
また、2019年2月のNRDCの調査結果によると、日本は一人あたりのトイレットペーパーの消費量が世界第4位で、消費量が多い。2020年2月のコロナウイルス感染症拡大時の消費動向では、トイレットペーパーは日常の暮らしになくてはならない商品であることも示した。
そこで同社は、各家庭に最適な頻度で家まで届ける定期便のスタイルを採用。4人家族で1カ月に1箱を目安に、1箱18ロールが希望した頻度で届くので、次の配送まで使うペースや量に配慮しながら使う習慣づくりにより、個々の消費のしかたの見直しと節約につながることを目指すという。
リサイクル可能な芯とダンボールを採用
「竹100%トイレットペーパー 1箱18ロール入り」定期便1箱1,800円(税込)は、箱数と配送頻度を選択できる。
パッケージにはプラスチック・フリーのリサイクル段ボールを採用。芯(竹製)とともにリサイクルでき、ゼロ・ウェイストのパッケージを実現している。
2月28日(日)までは定価の20%オフとなる先行予約価格1,440円(税込)なので、興味のある人はお早めに!
毎日何度も使う日用品であるトイレットペーパーだからこそ、一人ひとりの小さな暮らしの変化でも、暮らし方や消費の仕方を考えるきっかけになり、それが大きな変化となることも。持続可能な暮らしへのきっかけに、「バンブーロール」を取り入れてみては。