東京都葛飾区柴又にある1901年創業の丸枡染色は、アップサイクルのものづくりとして、老舗の麦わら帽子工房とコラボした「ストールリボンの麦わら帽子」18,700円(税込)を、7月16日(金)からmarumasu銀座店と公式オンラインストアにて販売中だ。
老舗同士のコラボが実現
丸枡染色のファクトリーブランド・marumasu(マルマス)は、素材選定、企画デザイン、製造から販売まですべての工程を職人が行い、「素材のやわらかさ」「色彩の美しさ」「独創的なデザイン」にこだわったものづくりをしている。
2019年からは、ストールをつくる過程で出てしまうハギレなどから新たな価値に再生するアップサイクルプロジェクトを実施。
今回は、第3弾として、創業120年を迎えた染色工場と創業100年を越える麦わら帽子工房という老舗同士が出会い生まれた「ストールリボンの麦わら帽子」を発売。ストールを麦わら帽子に巻くことで、伝統工芸品にサステナブルな発想を組み合わせた新たなアイテムが登場した。
伝統とアップサイクルの新鮮な組み合わせ
今回帽子の制作を依頼したのは、明治13年から続く老舗の帽子工房。
この麦わら帽子は日本の農作業で古くから愛されてきた伝統工芸品で、製造工程では7本の麦の茎を手で編み、ひも状にした1本の「麦わら真田」を円状に重ねながら帽子の形に縫製。しっかりと作りこまれた美しい造形と機能的な着け心地になっている。
帽子につけるリボンは、日本の伝統的な「染絣」から影響を受け、marumasuが2回の染めを組み合わせて新開発した「KASURI」技法を用いたストールを使用。
薄く柔らかいガーゼストールを幾重にも巻くことで美しいシルエットと立体感を生み出しており、帽子ごとに巻き方を検証し、色の配置を確かめながら一点ずつ手縫いで仕立てている。
2型×3色のリボン
「ストールリボンの麦わら帽子」は2型あり、リボンのカラーはpink・green・blueの3色展開。
「SAILOR STRAW HAT(セーラーストローハット)」は、かっちりとした成型が特徴的なカンカン帽で、並行に広がる長めのつばが日除け対策に最適だ。リボンは、結び目に向かって巻き込まれていくドレープが美しい立体感を生み出している。
「CROCHET STRAW HAT(クローシェストローハット)」は、全面から広がるつばが日差しを程よく遮り、後部を深くかぶる形は視野が広く保たれ首の日焼けにも効果的。ループに通したバックリボンが風に揺れて軽やかな印象を演出する。
■marumasu 銀座店
住所:東京都中央区銀座5-2-1東急プラザ銀座3階-L2