曲げわっぱ・秋田杉工芸品を製造する大館工芸社は、VR/ARで曲げわっぱ製品やバーチャルショールームを閲覧できる新サービスを、12月7日(火)より提供開始した。
国の伝統的工芸品「大館曲げわっぱ」
「曲げわっぱ」は、杉などの木の板を高度な技法で曲げ、継ぎ目を桜皮で縫い底を入れた器。平安時代には曲げ物専門の職人がいて大量生産されていたという。秋田県大館では17世紀後半頃から下級武士の副業として奨励され発展。「大館曲げわっぱ」は、全国に10カ所以上の曲げ物の産地の中で唯一国の伝統的工芸品に指定されている。
大館工芸社は、製材から曲げ加工・桜皮縫い・底入れ・仕上げまで、曲げわっぱの工程を自社で一貫して製造。12年以上従事し、高度な技術・技法を保持し試験に合格した伝統工芸士5名を含む26名の職人が製作している。伝統的な曲げわっぱのほか、ライフスタイルや趣向の変化に合わせて様々な製品作りに取り組んでいる。
現地にいるようなリアルな体験が可能
同社は、「昨今の状況から店頭に見に行けない」「オンラインストアだと実物製品の大きさがわかりづらい」という声を受け、バーチャルショールームおよび製品のVR/ARをリリース。
本社ショールームをスリー社の技術を用いてバーチャル空間で再現。ショールーム内を歩き回るように、移動しながら全方位360°ショールームの展示をPC・スマートフォン・タブレット等から自由に見ることができるため、現地にいるようなリアルな体験が可能だ。
また、バーチャルショールーム内にある製品6点はVR/ARでも閲覧でき、実際のサイズ感が分かるようになっているため製品選びの参考になる。なお、ARはスマートフォンのみの対応となっている(※)。
樹齢100年以上の貴重な秋田杉を使用
同社では、樹齢100年以上の貴重な秋田の杉にこだわって製品。秋田杉には吸湿性や通気性があり、余分な蒸気を逃すことによりごはんやおかずが冷めても硬くならない。とても軽く、熱伝導率が低いため熱いものを入れても手に伝わりにくい。また、塗装加工を施しているので家庭用洗剤で洗えてお手入れも簡単。黒ずみができにくく、耐久性があり長く使うことができる。
人気の曲げわっぱ製品「小判弁当(中)」は、初めて曲げわっぱの弁当箱を使用したい人やサイズ選びに迷っているいる人におすすめ。
「おひつ」は、秋田杉の湿度調節機能によりごはんが冷めてももちもちした食感をキープ。杉本来の香りがご飯の美味しさを引き立てる。これらの商品は大館工芸社公式オンライストアにて購入可能だ。
https://magewappa.shop-pro.jp/
大館の職人たちの技が活きた「大館曲げわっぱ」を見に、バーチャルショールームをのぞいてみては。
バーチャルショールーム: https://custom-vr.tech/magewappa/
公式ホームページ: http://www.magewappa.co.jp/
※ VR/AR 推奨使用環境:【ブラウザ】 Safari、Chrome、Firefox、Edge、Opera(最新版を推奨)、【モバイルOS】iOS/Android、【速度】5Mbps以上のインターネット接続