住友商事が、宇都宮市と企業グループが連携して推進する「宇都宮駅東口地区整備事業」において、複合施設の開発を担当。
まちびらき第一弾の高度専門医療施設、第二弾の分譲マンションに続く2022年8月の開業が予定されており、今回、同施設の名称とシンボルマークが決定した。
「Terraceの思想」をまちづくりに
宇都宮市とともに進める同事業の中核を担い、まちの顔として地域や周辺住民に長く愛される施設に育って欲しいとの願いが込められ、同施設の名称は「Utsunomiya Terrace」に。
同社が手掛ける商業施設では、「楽しく、快適で、何度でも来たくなる居心地の良い」空間の創出を目指す「Terraceの思想」が大切にされており、さまざまなTerraceシリーズを開発している。
同施設の開発を通じて表現したいまちづくりの姿が「Terraceの思想」と相通ずることから、同施設名称の一部に「Terrace」というワードが採用され、緑あふれる開放的な交流広場との連続性を重視した施設を計画しているという。
オレンジカラーのシンボルマークに
シンボルマークは、同施設の所在地が「宇都宮市宮みらい」であることから、「宮」の文字がモチーフに定められた。大きな円に内包された2つの円それぞれが繋がって、動きを感じさせるデザインは、「人が行き交う中心地」がイメージされている。
また、小円と中円が繋がって大きな円を成す様は、「まちのシンボルとして人が集う賑わい」や「行き交う人々が創り出す活気」が表され、明るさや快活さを象徴するオレンジのカラーが採用されている。
交通の結節点として誕生し、地域の中心となってまち全体を盛り上げていきたいという想いが込められたシンボルマークとなった。
現在、同施設の開発においては「地域メイド型複合開発」「Terraceの思想」と、宇都宮市が掲げる地区整備コンセプト(※)が掛け合わされ、北関東を代表する宇都宮のシンボルに相応しい都市開発に取り組んでいるという。
時代や環境の変化にも柔軟に対応しながら、地域のシンボルであり、コミュニティの中心になるであろう「Utsunomiya Terrace」の完成に注目だ。
※地区整備コンセプト:公共と民間が適切な役割分担の下、「人・もの・情報」などの交流と賑わいの創出、これによる地域経済の活性化や都市の魅力向上などに資する多様で高次な都市機能の導入を図ることにより、新たな都市拠点の形成を目指す