熊本県八代市に創業した「いっすんぼうし」による、新たなトマト加工品リリースプロジェクトがスタート。第一弾の商品として、日本一の出荷量を誇る地元八代市の規格外トマト加工品とオリジナル小説とがセットで販売されている。

全国的な知名度向上と地域振興を目的とした、トマトな秘密結社の規格外なストーリーの幕開けだ。

隠れたトマトの一大産地・熊本県八代市

知る人ぞ知るトマトの生産地・熊本県八代市。同市は冬春トマトの生産量において、全国一位という順位に有りながらも、県外へ出荷される際には「熊本県産」という表記になるため、隠れたトマトの一大産地となっている。

同社は今回始まるクラウドファンディングで、小説家Vtuber「モノカキ・アエル」氏を起用し、中編小説を制作。フードロス対応のトマトの加工品とともにリリースした。

奇想天外なダークSF小説

「赤き大罪と白い嘘 ー君と始める全人類トマト化計画ー」は、トマトの秘密結社が仮想世界で人々を「トマト化」するという奇想天外なダークSF小説だが、要所要所でクスッと笑えるような本格ライトノベル。

トマトの加工品を受け取った消費者は、小説を読み進めるうちに自然とトマトが気になってしまうという、秘密結社の巧妙な罠が仕掛けられている。

青徒愬良氏がデザイン面で全面協力

新進気鋭の漫画アーティスト・青徒愬良氏がデザイン面で全面協力をしており、重厚かつ奇抜なアイキャッチとなっている。

ヘンテコメカや野菜があふれる不思議な世界観だが、同氏のビジュアルの効果で、読むものを自然と物語に没入させることに成功している。

今回は同梱品としてスパイスを開発、トマトは農業のエンターテインメント化を目指す「as is farm」が提供する規格外品が使用されている。また、熊本県八代市内の「Kitchen house OCEAN」がスパイスの配合を担当。味も小説に負けない個性を発揮しており、同社らしい調味料に仕上がっている。

メンバーは、同市内が開催している「やつしろ未来創業塾」塾生であり、市内の異業種交流によって生まれた未来思考な新商品だ。

同プロジェクトは、5月27日(金)よりCAMPFIREにて公開されている。プロジェクトの行方に注目だ。