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廃棄衣類繊維のアップサイクル!PANECOの製品を「ミラノ デザインウィーク」で発表

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ワークスタジオは、イタリア・ミラノで開催された世界最大のデザインイベント「ミラノ デザインウィーク」に出展し、ファッションロス問題への独自の取り組みから生まれたプロダクトである、トルソーと衣料用ハンガーを発表した。

トルソーとハンガーを発表



同社は、2020年に廃棄衣類繊維をアップサイクルしたファイバーボード(繊維圧縮成形板)を開発し、「PANECO(パネコ)」として製品化した。

その後も、「PANECO」のノウハウをさらに進化させ、廃棄衣類繊維を多様なフォルムや曲面を持つ立体、あるいは和紙のように薄いシートにアップサイクルするためのさまざまな成形・射出技術の研究・開発を続けている。

「ミラノ デザインウィーク」では、プロダクトデザイナーおよび空間デザイナーとコラボレーションし、廃棄衣類繊維のアップサイクルによるサステナブルな価値とデザインの美しさを備えたトルソーと衣料用ハンガーを展示。両製品も使用後は再び繊維に戻し新たなプロダクトとして再生することができる。

展示会場があるブレラ地区は、ミラノでもアーティステイックなエリアであり、石畳の通りに瀟洒なブティックやギャラリーが並ぶ。

ワークスタジオ代表の原和広氏コメント

ワークスタジオ代表の原和広氏は、「歴史を感じさせる佇まいとコンテンポラリーデザインが調和したこの地で、廃棄衣類の新たな可能性を発表できることをとても嬉しく思います。この街に来て、デザインには古いものに新たな生命の輝きをもたらす力があることを、改めて確信しました。私たちはこれからもデザイン力と技術力を高めて、循環型社会の構築に貢献していきたいと思います」と語った。

PANECOについて

PANECOは、布だけではなく合成皮革など廃棄衣料品に含まれるさまざまな繊維をアップサイクルすることができる繊維リサイクルボード。硬度があり加工しやすく、店舗やオフィスなどの様々な空間の内装、ディスプレイ什器、家具など、多様な目的に使用することができ、使用後も再びボードとしてリサイクルすることができる。

さまざまな繊維をアップサイクルすることができる繊維リサイクルボードである「PANECO」から生まれるプロダクトに今後も注目してみては。

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