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純喫茶ブームの今こそ読みたいほろ苦くてやさしい物語、『純喫茶トルンカ』が再刊行!

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徳間書店の電子書籍の大ロングセラーで2021年度売り上げ第1位となり、「紙の本でもう一度読みたい」という多数の要望に応え『純喫茶トルンカ』781円(税込)が、6月8日(水)に新装版として発売された。同書のあらずじを紹介しよう。

『純喫茶トルンカ』あらすじ


東京・谷中の路地裏にある小さな喫茶店『純喫茶トルンカ』を舞台にした、3つのあたたかな物語。決まって日曜に現れる謎の女性とアルバイト青年の恋模様、自暴自棄になった中年男性とかつての恋人の娘との短く切ない交流、マスターの娘・雫の不器用な初恋。

コーヒーの芳ばしい香りが静かに立ちのぼってくるような、ほろ苦くてやさしい〝奇跡″の物語。各所で反響を呼んだ傑作小説が待望の新装版となる。

女優・南沢奈央さんの解説

ラジオでも同書を紹介した、女優・南沢奈央さんは「人と人がふたたび会うということ。それは過去に戻ることにもなるが、でもそれぞれの今を歩んできたふたりが交われば、また新しい未来への道が開かれることにもつながる。

そんな身近なようで大きな奇跡が起こりそうなのが、谷中という場所であり、純喫茶トルンカなのだ。」と同書を解説している。

担当編集者より

担当編集者は『会いたい人はいますか?自分の記憶をたどりたくなるような話がこの本には詰まっています。「純喫茶トルンカ」は下町にひっそりと佇む店。孤独や悲しみを抱えた人々の心を温めてくれます。「再会」がテーマで、作品全体を象徴するのが第二話「再会の街」。三十年ぶりに店を訪れた男性が、マスターの淹れた珈琲を飲みながら、昔一緒に暮らした女性のことを思い出していきます。その中で出てくる「再会とは、人生における一番身近な奇跡である」という言葉が印象的。再会を通して止まっていた人生がゆっくりと動き出していく。「今の人生」をより大切に生きるために、過去と向き合う人々の姿が描かれた、記憶を呼び起こしたくなる一冊です。』とコメントしている。

著者プロフィール

著者の八木沢里志(やぎさわ・さとし)氏は、1977年千葉県生まれ。日本大学芸術学部卒業。2009年「森崎書店の日々」で第三回ちよだ文学賞大賞受賞。同作品は映画化され、『続・森崎書店の日々』も刊行。著書に『純喫茶トルンカ しあわせの香り』『きみと暮らせば』がある。

「紙の本でもう一度読みたい」という多数の要望に応え、新装版として発売された『純喫茶トルンカ』を手に取ってみては。

徳間書店公式サイト:https://www.tokuma.jp/

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