島根県江津市の「温泉リゾート 風の国」に、6月10日(金)、グランピング施設として泊まれるツリーハウスがオープンした。
環境や地域の文化を意識したツリーハウス
大自然に囲まれた標高230mの小高い丘の上にある「温泉リゾート 風の国」は、“森に泊まる。HYGGEに過ごす。”をコンセプトに、自然の中での特別な時間を提案し、ここにしかない非日常体験を提供している。
今回、広大な敷地の森の奥に、シンボルツリーとして泊まれるツリーハウスが誕生。ツリーハウスでは、木と寄り添いながら自然を身近に感じられ、樹上から非日常の景色を味わえるなど、これまでにない自然と一体となった解放感を得ることができる。
設計・建築は、スタイルとデザイン、感性をコンセプトにしたツリーハウスを創作する日本のツリーハウスの第一人者であるツリーハウスクリエーターの小林崇氏が担当している。
“秘密の隠れ家”のような空間
ツリーハウスは、「風の国」の針葉樹林の中でもひときわ大きな杉の木5本をホストツリーとし、風の揺れ、枝のたわみ、自然に抱かれる感覚を味わえるように建てられている。構造部材は檜、外壁は杉の木を使用し、素材はすべて島根県産だ。
シンボリックでありながら「風の国」の風景に馴染み、居住性、高さ、重さに耐えられる機能面も叶えた“秘密の隠れ家”のような空間を描いている。
1階はリビング、
2階がベッドルームのメゾネットタイプで、デッキや天窓からは非日常の景色を堪能できる。
客室面積は約20平方メートル。1室2名利用時の料金は、1泊2食付23,700円~/人(消費税込・入湯税別)。
自然と共にある豊かな生き方を提案する小林氏
毎年オレゴン州で開催されるツリーハウスの国際イベント「WTC(World Treehouse Conference)」に日本から唯一招待されている小林崇氏。世界中のツリーハウスビルダーや樹木医と交流しながら、最先端の技術やデザインなどを学び、ツリーハウス情報を共有している。
同氏は「これまで国内外で様々なツリーハウスを造ってきましたが、宿泊施設としては初めてで、とてもチャレンジングな取り組みでした。これまで造った中でもレベルの高いツリーハウスができたと思います。ここにしかないツリーハウスの寝室の窓から森の木々や星空を見ながら眠り、朝目覚めると木の上だったという非日常感を、ぜひ体感していただけると嬉しいです。」とコメントしている。
様々なスタイルの宿泊が楽しめる
このほか「風の国」には、建築家の隈研吾×snow peakのモバイルハウス「住箱 -Jyubako-」、
秘密基地にいるような宿泊体験施設「ドーム型テント・球体テント」、
ペットも泊まれる「The Cottage」、
ここだけの景色と会席料理を楽しめる「The Main」(ホテル棟)があり、
島根の中でもさらりとした柔らかい“アルカリ性単純温泉”が楽しめるほか、
島根の食材を堪能できる「MORI KAZE KITCHEN」も備えている。
「風の国」のツリーハウスで、自然に抱かれる感覚を味わってみては。
■温泉リゾート 風の国
住所:島根県江津市桜江町長谷2696
HP:https://www.kazenokuni.jp/