コーヒーの普及に人生をかけ、コーヒーハンターの異名を持つJosé. 川島良彰さんによる新たな書籍が、6月27日(月)に発売される。過去に発売された川島さんの書籍とあわせて注目しよう。
「コーヒーで人生を豊かに」するための一冊
マイナビ出版より発刊されるのは、『人生を豊かにしたい人のための珈琲』957円(税込)。同氏の「コーヒーをみんなで楽しく気軽に飲めるように」という願いから、初心者向けに書かれた一冊だ。
José. 川島良彰さんの本分である未知のコーヒー品種を探すコーヒーハンティングは、地理と歴史への理解から始まるという。宗教とヨーロッパの列強がコーヒーを広めた経緯があることなどを知ることで、コーヒーへの理解が深まっていく。
同書では、コーヒーがどのようにして私たちのもとにたどり着いたのか、どうしたらもっと美味しいコーヒーが飲めるのかなどが語られており、単なるハウツー本ではなく、コーヒー好きの人たちが参考にできる内容となっている。
各方面のトピックに触れて知識を増やし、コーヒーで「人生を豊かに」するための一冊。コーヒーへの理解を深めてみたい人におすすめだ。
コーヒーを通してSDGsが学べる著作も
また、José. 川島良彰さんは、コーヒーを通してSDGsをわかりやすく解説していく書籍『コーヒーで読み解くSDGs』1,870円(税込)を2021年にポプラ社より発売している。
おいしいコーヒー作りに励む生産者が報われるよう、あらゆる活動をしているJosé. 川島良彰さんが、東京大学教授の池本幸生さん、サステイナビリティアドバイザーの山下加夏さんと共に執筆した同書。コーヒー、経済、開発援助の専門家3人が、知識や実体験、最新データをもとにSDGsの17の目標を私たちの身近にあるコーヒーにすべて置き換え、SDGsを紐解いていく内容だ。
何気ない日常の一杯のコーヒーを通じて、誰もがSDGsや地球の未来に貢献できることに気付かせてくれる一冊。コーヒーに対する価値観の変化や、SDGsへのより深い理解につながること間違いなしだ。
近年のブームで新たに目覚めた人も多いというコーヒー。飲んで味わうだけでなく、José. 川島良彰さんの著作を通じてさらにコーヒーの世界を楽しんでみて。