全国713か所の過疎地のポータルサイトを運営する「過疎自治体ファンクラブ」は、長野県木祖村地域おこし協力隊と共同して、大学生や社会人を対象に、オンラインによる学習講座「地方創生を知るオンライン講座」を開催。7月9日(土)〜8月13日(土)の期間に全5回を行う。
オンラインを活用して過疎地を題材に
昨今では、オンラインでの社会活動もごく当たり前のこととなってきた。そこで、「過疎自治体ファンクラブ」は、なかなか現地に足を運ぶことが出来ない過疎地を題材に、オンラインによって現地をリサーチしながら、地方創生の現場を知ることができる講座を実施する。
題材となるのは、木曽川の源流にあり、広大な原生林のある長野県木祖村。現地の地域おこし協力隊の案内で、StreetViewや独自映像を使いながら木祖村を歩き、地方創生を学ぶことができる。
この講座で学べること
同講座では、大きく2つの目標を設定。まず、現代社会が抱える大きな問題である、地方と過疎の現状を理解し、「地方創生」政策とその実際を理解すること。その具体的な事例として木祖村を取り上げるが、学びを通して木祖村と新たな関係性を創ることにもなる。
さらに、新しい学びの手法であるプロジェクト学習(PBL)を体感し、コンテンツ制作について学ぶこと。プロジェクト学習とは、2010年以降に広まってきたアクティブラーニングと呼ばれる参加型の学習手法の一種で、ゴールとしての課題を決めてそれに向けて学びを行う手法。初等中等教育では盛んに行われているが、近年では大学でも実施され始めている。
今回の課題は、「(木祖村の)物語型コンテンツ」の制作。最新のコンテンツマーケティングとその制作についても取り上げる。
7月~8月の土曜日に全5回開催
同講座は、7月~8月の土曜日に1時間ほど、全5回開催する。
7月9日(土)は「キックオフイベント&木祖村概要」、16日(土)は「地方創生学入門&木祖村詳細」、23日(土)は「木祖村を歩く」、 8月6日(土)は「木祖村の人と話してみよう」で、毎回10時半~70分。8月13日(土)の「成果発表&クロージング」は、13時半~90分。
すべてオンライン(Zoom)で行うが、録画をオンデマンドでも公開するので、スケジュールが合わなくても受講することができる。都市部で学ぶ大学生のほか、若手社会人や新たな学びを求める人などにもおすすめだ。
同講座の申し込みはPeatixで受付中なので、興味のある人は参加してみては。