大阪府豊中市は7月、街や社会をより暮らしやすいものにするための独自の取り組みを行っている。
のら猫増加防止をめざすクラウドファンディングを開始
同市は、のら猫に避妊・去勢手術を受けさせた市民に費用の一部を助成する「猫避妊・去勢手術助成金交付事業」を拡充するため、7月1日(金)からクラウドファンディングを開始。
集まった寄付金は、令和4・5年度の同事業の助成額の増額に活用する予定で、1頭あたり7,500円を10,000円に増額することを目標としている。厳しい環境下で生きるのら猫の増加防止と市民の住環境向上をめざすとともに、寄付を通して、のら猫に避妊・去勢手術を施し、元の場所に戻すTNR活動に対する市民意識の向上につなげていくという。
実施期間は7月1日(金)~8月15日(月)で、目標額は100万円。なお達成後も、募集期間中は寄付を受け付ける。詳細は、豊中市公式サイトの詳細ページをチェックしよう。
■豊中市公式サイト詳細ページ:https://www.city.toyonaka.osaka.jp/kurashi/pettp-inuneko/noraneko/noraneko.html
「社会を明るくする運動」強調月間の取り組み
また同市は、7月の「社会を明るくする運動」の強調月間に合わせ、犯罪や非行の防止と、罪を犯した人の更生への理解を深めてもらうための取り組みも行っている。
その一つとして、大阪府立桜塚高校軽音楽部へ同運動のテーマソング制作を依頼。7月16日(土)に開催する「市民のつどい」で演奏を披露してもらう。同運動のためのテーマソングを制作するのは、大阪府内では初めてだという。楽曲は市公式YouTube「とよなかチャンネル」でも7月下旬から配信予定だ。
「市民のつどい」は14:00~16:00に豊中市立文化芸術センターの中ホールにて行われる。テーマソング披露のほかにも、犯罪防止をテーマに市内の小中学生が書いた作文の表彰と表彰作品の朗読や、吉本興業所属のお笑いコンビで、同運動の大阪府PR大使である「span!」による啓発ライブなどが開催される。
さらに、7月1日(金)~8日(金)は、「幸福(しあわせ)の黄色いのぼり」掲出活動を豊中市役所第二庁舎入口、千里コラボ、庄内出張所にて実施しているほか、強調月間以外にも、同運動の趣旨に賛同している更生保護団体が各中学校区において対話集会を実施する。
■市民のつどい
開催場所:豊中市立文化芸術センター 中ホール
住所:豊中市曽根東町3-7-2
市民と共により良い暮らしづくりを目指す豊中市の取り組みに、今後も注目しよう。