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絵本作家・木版画家の竹上妙展&明治浮世絵のミニ企画展!町田で開催中の展覧会を紹介

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町田市で開催中の、アートに触れることができる期間限定のイベントを紹介しよう。

絵本作家・木版画家として活躍する竹上妙氏の展覧会


7月23日(土)~9月25日(日)の期間、町田市民文学館ことばらんどで「竹上妙の絵本と木版画 たけがみZOO展 ~いきものと目が合った!~」が開催されている。


町田市民文学館ことばらんどでは、開館以来、夏季には主に子どもたちが楽しむことのできる企画展を開催しており、この夏は、絵本作家・木版画家として活躍する竹上妙氏の展覧会を開催している。


​竹上氏は、和光大学表現学部芸術学科を卒業と同時に木版画家としてデビューし、公募展に応募する傍ら、都内ギャラリーで個展を開催するなど精力的に創作活動を進めてきた。2017年に、個展会場で知り合った編集者の勧めで『マンボウひまな日』を出版、絵本作家としてデビュー。以来、木版画技法によるおおらかで力強い表現と豊かな色彩にあふれる“いきもの”の世界で人々を魅了してきた。


「竹上妙の絵本と木版画 たけがみZOO展 ~いきものと目が合った!~」は、町田市内の緑に囲まれたアトリエで創作活動を続け、里山の豊かな自然とそこに暮らす小動物や野鳥、昆虫たちに温かいまなざしを注いで作品化してきた竹上氏の絵本を中心に紹介する初めての展覧会だ。さらに、展覧会の会場の半分を使い、竹上氏の現場制作による「たけがみZOO展」の世界を構成する。

観覧料は無料。開館時間は10:00~17:00。なお、毎週月曜日、8月12日(金)、9月8日(木)は休館日となる。

関連イベントとして、ワークショップや講演会、木版画の公開制作も行われるので、詳細は下記URLで確認を。

たけがみZOO展詳細:https://www.city.machida.tokyo.jp/bunka/bunka_geijutsu/cul/cul08Literature/tenrankai/takegami.html

■町田市民文学館ことばらんど
住所:東京都町田市原町田4-16-17

町田市立国際版画美術館でミニ企画展も

豊原国周「開花人情鏡 勉強」明治11年(1878)、町田市立国際版画美術館蔵

また、町田市立国際版画美術館では、7月13日(水)~9月25日(日)の期間、ミニ企画展「文明開化の子どもたち―浮世絵に描かれた遊びと学び」が開催されている。

今春、3月30日(水)から5月21日(土)にかけて、フランスのパリ日本文化会館で町田市立国際版画美術館との共催展「文明開化の子どもたち」(原題 Les enfants de l’ère Meiji – A l’école de la modernité <1868-1912>)が開催され、子ども絵や教育錦絵など約140作品が紹介された。現地では浮世絵の色彩や技術、明治という時代背景などが関心を集め、フランスと日本を比較しながら鑑賞する親子連れの姿も見られた。

月岡芳年「月百姿 金時山の月」明治23年(1890)、町田市立国際版画美術館蔵

その凱旋展として開催されている同ミニ企画展では、同館が収蔵する明治浮世絵約80点を通して、当時の遊びと学びの文化を紹介。作品は、前後期で展示替えされる。また、パリ展開催時の様子を、写真や印刷物を通して見ることができる。

観覧料は無料。開館時間は、平日10:00~17:00、土日祝10:00~17:30で、入場は閉館30分前までとなっている。なお、月曜日が休館だが、9月19日(月・祝)は開館、9月20日(火)は休館となる。

また、「長谷川潔 1891-1980展 ― 日常にひそむ神秘 ―」が同時開催されている。

山本昇雲「いますかた つるし柿」明治39年(1906)、町田市立国際版画美術館蔵

貴重な明治浮世絵を通して、当時の文化に思いを馳せてみては。

■町田市立国際版画美術館
住所:東京都町田市原町田4-28-1
URL:http://hanga-museum.jp/

夏の思い出に、町田市でアートに触れてみるのはいかが。

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