茨城県境町は、Gigiと官民連携で新たに、25%のプレミアム付電子クーポン「さかエール!!Pay」を8月17日(水)午前10時より発売開始した。
税金や公共料金の支払いにも使えるプレミアム付電子クーポン
マイナンバーカードを持っている町民限定で発売する同クーポンは、コロナ禍で落ち込んだ町の経済活性化と、物価高騰下における町民の生活支援が目的だという。
発行総額は2億円。茨城県内では初、全国でも珍しい、税金や公共料金の支払いにも使えるプレミアム付電子クーポンだ。
境町プレミアム付電子クーポン「さかエール!!Pay」販売詳細
「さかエール!!Pay」の対象者は、境町在住者でマイナンバーカードを持っている人。
券面額は、5,000円、10,000円、20,000円、50,000円の4種類だ。同クーポンは、1円単位で使用可能。
購入限度額は、1人50,000円まで、使用期間は、8月17日(水)~2023年2月16日(木)。利用可能店舗は、町内206店のほか、税金や公共料金の支払いも可能。
同クーポンは、特設サイトで販売できる。ただし、決済方法はクレジットカードのみとなっている。
電子クーポン発行について
境町では、新型コロナウイルス感染症の影響により落ち込んだ消費の早期回復を図り、地域経済の活性化を目的に、令和2年度8月と令和3年10月にプレミアム付き商品券を発行した。
今回は、販売の際の密を回避すると共に、町民や町内事業者のキャッシュレスを推進するため、これまで実施してきた紙券を電子クーポンに変えて「さかエール!!Pay」として新たに発行した。
境町の官民連携のまちづくり
また、境町は、令和2年3月30日(月)和食レストラン「ばんどう太郎」を展開する坂東太郎社と、Gigiとの三者で協定を結び、Gigiが運営するWebサービス「ごちめし」を活用した子育て支援のプロジェクトを開始。
令和2年4月1日(水)から境町で、「ごちめし」を使った境町の飲食店をまちごとまるごと子ども食堂化する「境町子ども食堂」の取り組みが始まっている。
「境町子ども食堂」は子どもの健やかな成長支援をすることを目的として開始された。また、コロナ禍の中で売上が落ち込む町内飲食店の支援にも繋がっており、一つの取り組みが複数の効果を生み出している。
「境町こども食堂」はWebサービス「ごちめし」の“ごち”の仕組みの他、企業版ふるさと納税やふるさと納税など、寄付によって運営が行われている。2月からは、Gigiの社食サービス「びずめし」を通じて、ジャパネットホールディングスより「境町こども食堂」へ寄付されることとなった。
現在の参加店舗は14店、感染拡大防止のため毎日各店10食+ジャパネットの寄付分のお弁当を配布している。
また、1月には、「2021年度内閣府・地方創生SDGs官民連携プラットフォーム」において、「ごちめし」と「境町こども食堂」の取り組みが優秀事例に選出された。
今後も、官民連携のまちづくりを行っている茨城県境町に注目してみて。
さかエール!!Pay特設サイト:https://sakai.sakimeshi.com/
境町公式サイト:https://www.town.ibaraki-sakai.lg.jp/page/page002990.html
(角谷良平)