“ならまち”の夜の魅力を発信する寄席イベントや、メタバース上での美術館開館に向けた活動など、奈良県奈良市独自の取り組みをチェックしていこう!
毎年恒例!「元興寺寄席」を今年は有観客で開催
奈良市は「世界遺産の夜 元興寺寄席」を9月16日(金)・17日(土)・18日(日)に開催する。
■世界遺産「元興寺」で寄席を楽しむイベント!
「世界遺産の夜 元興寺寄席」は、“ならまち”の夜の魅力を発信し、観光客に奈良市内で宿泊してもらおうと開催する毎年恒例のイベント。令和2年度および令和3年度は、新型コロナウイルス感染症の影響によりオンラインでの開催となったが、今年は有観客で開催される。
■開催概要
出演者は、16日(金)が笑福亭純瓶さん(落語)、旭堂小南陵さん(講談)、笑福亭生喬さん(落語)、17日(土)は笑福亭生寿さん(落語)、旭堂南龍さん(講談)、桂三度さん(落語)、18日(日)は露の紫さん(落語)、真山隼人さん・沢村さくらさん(浪曲)、露の瑞さん(落語)。
開催時間は18:30~20:00。開場は17:30で、開演までの時間、極楽堂の本堂の特別拝観もできる。入場料は中学生以上の大人が1,500円、小学生1,000円。なお、小学2年生以下は入場不可となっている。
■チケットの申し込みについて
予約は8月19日(金)〜9月14日(水)、奈良市ホームページの専用フォームもしくは電話で受け付けている。要予約で、定員は各日70名まで。なお、9月17日(土)のチケットはすでに完売となっている。詳細は、奈良町にぎわい課の公式サイトをチェックしよう。
また、昨年度の様子は奈良市公式YouTubeチャンネル「奈良市動画チャンネル」にて配信されているので、合わせてチェックしてみて。風情あふれる夜の世界遺産での寄席を体験してみよう。
■「世界遺産の夜 元興寺寄席」
会場:元興寺禅室
住所:奈良市中院町11番地
奈良町にぎわい課:https://www.city.nara.lg.jp/site/kankou/146247.html
「奈良市動画チャンネル」令和3年度開催の様子:https://youtu.be/G_RTmU0a_nI
「NFT奈良市写真美術館」開館を目指し実証実験を開始
また、奈良市は、入江泰𠮷記念奈良市写真美術館で、メタバース上での今秋の「(仮称)NFT奈良市写真美術館」の開館を目指し、実証実験を開始した。
■実現に向けて作品をデジタル資産へ
今年度の取組みとして、同館では15万点以上ある入江泰𠮷さんの作品のデジタル化と同時にNFT化を進めることで、デジタル資産上での権利証明の付加を行っている。
■「NFT奈良市写真美術館」今秋にオープン予定!
さらに、メタバース空間で入江泰𠮷さんの作品や奈良の魅力を広めるとともに、写真美術館として日本の写真家を世界に届けるため、メタバース空間上で世界的に評価をされている「The Sandbox」と「Decentraland」での「NFT奈良市写真美術館」のオープンを今秋に予定。また、コロナ禍で美術館訪問ができなかった児童および生徒を対象に、オンラインによるメタバース美術館での作品鑑賞や、撮影した写真をNFT化しメタバース上の美術館へ展示する企画も検討しているという。
未来を担うデジタルネイティブの子どもたちに写真を通じて芸術に触れ合い、将来の選択肢が少しでも広がり、多くを得られるようになってほしいという願いが込められたNFT写真美術館。日本初となる画期的な取り組みに今後も注目していこう。
「奈良市公式サイト」リリース資料:https://www.city.nara.lg.jp/site/press-release/148907.html
独自の魅力をさまざまな形で発信する奈良市。これからも最新情報をお見逃しなく!
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