スパイス関連の商品販売とスパイスカレー専門店を手掛ける兵庫県芦屋市のスパイスドリームは、南アフリカ発祥のスパイス「ペリペリ」の味に魅了され、究極のオリジナルペリペリを作ろうと1年半かけて「ペリペリミックス」を開発。今回この「ペリペリミックス」の美味しくて多様化出来る特徴を生かし、全国展開に視野を広げる。
南アフリカ発祥の「ペリペリ」を粉末化
ペリペリソースをハッシュタグ検索すると、日本のソースやぽん酢よりはるかに多く、醤油の次にヒット数を叩く程世界的には有名だという。しかし、日本で知る人はまだ少ない。
そこで、同社は、市販用のペリペリソースを研究。せっかくならと使いやすい粉末タイプにして使い切れる商品を目指し、より日本人好みの味で、液体ソースではない粉末のペリペリを作りあげることに成功した。原料はいたってシンプルで、唐辛子にクミン、コリアンダー、ガーリックなど数種類のスパイスをブレンドしている。
粉末化に成功した「ペリペリミックス」1,200円(税別)を、4月よりグループ会社のグランドフードホール3店舗(芦屋本店・六本木ヒルズ店・梅田阪神百貨店)にて発売したところ、売れ行きは好調で、4カ月で3,000本を販売。実績を積み、いよいよこの秋より全国の小売り店舗への卸販売を視野に展開していくという。
常に使いたくなる七味の洋風版
一般的な万能調味料には添加物の旨味調味料が欠かせないが、同商品は、ジャンキーな味わいなのに無添加にこだわり消費者の罪悪感を無くし、“無添加=味がうすい、美味しくないという印象を変えたい”という想いで開発された。
また、使いやすさを重要視しながら、“料理をしない若い世代にも興味をもって欲しい”との想いから、見た目にもインパクトを持たせるパッケージにしている。
焼いた鶏肉にかける他、卵調理、チーズ、カレーや焼きそばなどスパイス料理全般との相性が良く、常にかけたくなる七味の洋風版と言える商品となっている。
簡単なのに味が決まる「ペリペリミックス」を、この機会にチェックしてみて。
スパイスドリーム:https://spice-dream.com/
(江崎貴子)