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障害者就労支援×SDGs!須磨区のゆるキャラ“すまぼう”の洗剤不要スポンジが登場

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就労継続支援A型B型事業を運営し、障害者就労支援を行っている兵庫県神戸市のジルベルトは、須磨区のゆるキャラ「すまぼう」とコラボし、洗剤不要のスポンジを開発。9月1日(木)~10月10日(月)の期間、クラウドファンディング「READYFOR」にてプロジェクトを実施し、販売している。

「すまぼう」を活用したSDGsアイテム


「すまぼう」は、兵庫県神戸市須磨区のゆるキャラで、須磨の海に住むうみぼうず。さまざまな人に須磨区の良さを知ってもらうための活動をしている。福祉事業を行っている会社には、このような市区町村のゆるキャラを使って仕事をする権利があり、このスポンジの誕生は“「すまぼう」を使って何かお仕事を生み出してみませんか?”と声をかけられたことがきっかけだったという。

すでに他の事業所でキーホルダーや手拭いなどの販売はされているが、ジルベルトでは近年のSDGsの取り組みを受けて、日常生活の身近なところで環境のために何かできないものか?と考え“スポンジ”を開発。以前より工場のライン作業をしていた、ゴムの液体の加工やタオルの加工などを行っているメーカーの協力を得て、構想から約1年半を費やして完成した。

環境・お財布・手肌に優しいスポンジ


「すまぼうスポンジ」は、両面にゴム加工した不織布が貼り付けられており、汚れを引っ張り落としてくれる。研磨するわけではなく、洗剤を使わずにお湯または水にぬらし汚れを落としてくれるので、食器やキッチン、洗面所等を傷つけることがない。それでいて、しっかりと油汚れを落とすという優れものだ。洗剤を使わず水だけで洗えるため、環境に優しく、お財布にも優しい。さらに、手肌にも優しいアイテムとなっている。

海のゴミ問題を伝えるアニメを見れる箱


今回、2つのパッケージを用意。一つは「箱ありバーション」980円(税込)。箱に記載されたQRコードをスマホで読み込み、箱についている3Dレンズにスマホをセットすると、「すまぼう」が海のゴミ問題を伝えるアニメを見ることができる。海の環境問題について知ったうえで、洗剤の使用を減らすことのできる「すまぼうスポンジ」を使ってほしいとの想いが込められている。


もう一つの「箱なしバージョン」は600円(税込)。

障がい者に仕事と雇用を創出


同社は、“障がい者を納税者に”という理念を掲げている。就労継続支援B型事業の場合、障がい者が1カ月働いて貰える給料は全国平均で1万6,000円ほど。生活保護の兼ね合いもあり、給料を急に上げることは難しいが、経済的、身体的、精神的な自立を探求し、障がいが理由で働けない人を一人でも減らし、日本社会の戦力へと変えていけるよう挑戦している。

今回、障がい者に「すまぼうスポンジ」の梱包などの作業を行ってもらい、販売した売り上げを還元したいと考え、クラウドファンディングを実施。障がい者への支援、環境支援に繋げていくことを目指している。詳細は、プロジェクトの特設ページや、クラウドファンディングのプロジェクトページでチェックしてみて。

「すまぼうスポンジ」で、障害者の就労を支援するとともに、SDGsを日常に取り入れてみては。

「すまぼうスポンジ」プロジェクト特設ページ:https://gilberto.co.jp/lp/

READYFOR:https://readyfor.jp/
プロジェクト名:環境問題の改善と障がい者の雇用を生む”すまぼうスポンジ”

(山本えり)

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