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豪雨により蔵の屋根が崩落!新選組屯所 旧前川邸の修繕プロジェクトがスタート

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新選組屯所 旧前川邸が、2021年8月の豪雨によって貴重な蔵の屋根が崩落したことを受け、クラウドファンディングサイト・Makuakeにて、9月1日(木)より、修繕プロジェクトをスタート!

プロジェクト実施期間は10月30日(日)18:00までだ。

数々の出来事が起こった旧前川邸


京都・壬生の地に建つ旧前川邸は、文久3年から約2年間、新選組の屯所となった建物。

時代を経て当主が代わり、現在は田野家が所有していることから、「旧前川邸」と呼ばれている。


池田屋事件の発端となった土方歳三による古高俊太郎への拷問や、新選組総長・山南敬助の切腹など、歴史的にも有名な数々の出来事が起こったのもこの屋敷だ。

内部の公開を希望する声も

旧前川邸は、現在も個人所有の住居として使用していることから、これまでは曜日を限って玄関土間部分を公開するに留めていたが、内部の公開を希望する声も。

特に、土方歳三による古高俊太郎への拷問が行われた「東の蔵」は、その歴史的背景から公開を望まれる声が多く、こうした声になんとか応えようと、春や秋の観光シーズンの公開に向けて計画を始めたところであった。

修繕で可能な限り忠実に屋根を再現


そんな矢先、令和3年8月に降り続いた雨の影響で、東の蔵の屋根の一部が崩落。


さらに調査の結果、屋根の土台となる土に水がまわっており、いつまた他の部分が崩落してもおかしくない状態だということが判明した。


旧前川邸の東の蔵の造りは一般的な建築物には見られない工法や細工が用いられており、修繕には相当な費用が必要。


現在は応急処置としてこれ以上の被害が出ないように素屋根を組み、土台の修繕を行っているが、受け継いできたこの建築物をできるだけ当時の姿のまま保存したいという思いから、修繕で可能な限り忠実に屋根を再現するためのプロジェクトがスタートした。

新選組にちなんだリターンを用意


クラウドファンディングのリターンには、復元に使用する「丸瓦または紐瓦への名入れ」10,000円、


「記念銘板と瓦への名入れ」20,000円、


新選組をテーマにした人気漫画「風光る」の作者のイラストを使った「渡辺多恵子 ポストカードセット」3,000円/10,000円などを用意。

工事の完了は今年12月末を予定。

新選組発足期に隊士たちが過ごしたかけがえのない建物を後世に残すため、今回の支援に参加してみては。

Makuake:https://www.makuake.com/
プロジェクト名:【新選組】発足期を支えた歴史的建築物「旧前川邸」東の蔵の修繕サポーター募集!

(佐藤ゆり)

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