にこスマ九州は、日本小児がん研究グループが主催する「Global Gold September Campaign：世界小児がん啓発キャンペーン」に、協力団体として小倉城を小児がんの啓発カラーであるゴールドにライトアップする。

世界で指示される小児がん患者を啓発するイベント

「Global Gold September Campaign：世界小児がん啓発キャンペーン」では、毎年9月に各国それぞれの地域を象徴する建物や遺跡・橋・自然資産などを小児がん啓発カラーのゴールドにライトアップしている。小児がん治療の重要性を啓発するとともに、子どもたちに必要な医療や研究に「光を照らす」イベントだ。

小児がんの患者とその両親、小児がん経験者の強い思いによって始まり、今では世界中で広く支持される一大キャンペーンとなっている。「国際小児がん学会」も全世界で「ゴールドセプテンバーキャンペーン」を推し進めており、2021年日本でも初めて開催された。

ライトアップ期間にはレモネードスタンドも開催

日本では、毎年2,000～2,500人の子どもが小児がんと診断されている。子ども10,000人に約1人の割合だ。小児がんは0～14歳の子どもが発症するがんの総称で、主な小児がんは、白血病、脳腫瘍、神経芽腫、悪性リンパ腫、骨肉腫などだ。このようにがんの種類が大変多いため、疾患のそれぞれは超希少がんと言える。

全国のさまざまな地で珍しい疾患を治療することになる子どもたちや家族は、孤独を感じがちだ。また、新型コロナウイルス感染症の影響で面会等も制限されるケースが多く、ますます寂しさを抱えている。

ライトアップ期間である9月10日(土)には、小倉城前歴史の道で小児がん啓発活動としてレモネードスタンドも開催される。

小倉城のライトアップを見ながら、小児がんの子どもたちへの理解を深めてみては。

Global Gold September Campaign公式サイト：https://www.g-gsc.com/
日本小児がん研究グループ：http://jccg.jp/about/

(佐藤 ひより)