燕市全域と周辺地域にて、金属加工や鍛冶木工、印刷、農業などものづくりの現場を見学・体験できるイべント「燕三条 工場の祭典 2022」が、10月7日(金)~9日(日)に開催される。
82のKOUBAが参加
新潟県のほぼ中央に位置し、世界有数の“ものづくりのまち”として知られている「燕三条」。「燕三条 工場の祭典」は、普段閉ざされているものづくりの現場=KOUBAを一斉に開放し、見学・体験できる機会を設けるイベントで、2013年にスタートした。
今年は“Beyond KOUBA!祭典から聖地へ脱皮する3日間”をテーマに、82の拠点(9月1日時点)を開放する。KOUBAは、製品などをつくる「工場」62拠点、農業などを営む「耕場」7拠点、KOUBAでつくられたアイテムを販売する「購場」13拠点の計82拠点。
KOUBAは、電力会社も推薦するIH鍋のパイオニア「フジノス」、
五代にわたり培った技術と燕三条に伝わる鍛造技術で包丁を作る「義平刃物」、
独自の栽培方法で野菜とコシヒカリを育てる農家「かやもり農園」などが参加している。
ツアーやレセプションなども開催
また、同イベントを楽しめるツアーや夜のレセプション、特別展示などのコンテンツも用意されている。燕三条地域のものづくりに深い知識を持つガイドがテーマに沿って案内する特別な「オフィシャルツアー」や、タクシーでお得にKOUBAを見学できる「連携ツアー」を実施。オフィシャルツアーは、「航空関連ツアー」として田中衡機工業所(はかり)、戸塚金属工業(航空機座席)、高山工業(カトラリー)、「若手職人探訪ツアー」として三条製作所(和剃刀)、響楽舎(ハンドパン)、六張煙管(煙管)などがラインアップ。
夜のKOUBAを開放し、職人たちと交流できるイベントを開催。「オフィシャルレセプション」は7日(金)まちやま(三条市図書館等複合施設)。各KOUBAで開催するレセプションは、7日(金)~9日(日)燕市産業史料館、8日(土)フジノスとG.F.G.Sにて実施。
さらに燕三条駅構内では、大規模な工場跡地を活用したことで話題を集めた、2021年開催の「Tsubame-Sanjo Factory Museum」の一部を見ることができる特別展示も開催。
同イベントでは、新型コロナウイルスの対策の一環としてアプリによる事前登録を実施しているので、KOUBAへの入場の際に専用のQRコードを読み込むなどの協力を。詳細や申込みなどは公式HPにてチェックしてみて。
「燕三条 工場の祭典 2022」に参加して、ものづくりの現場を体感してみては。
燕三条 工場の祭典HP:https://kouba-fes.jp/2022top/
©️「燕三条 工場の祭典」実行委員会
(山本えり)