岡山県の井原市、浅口市、倉敷市、備前市で構成される「天文王国おかやま」は、秋から冬にかけて多くの天文イベントを企画している。
天体観測に適した岡山県
「晴れの国」と呼ばれる岡山県は、晴天率の高さに加え大気が安定しているため、星の光の揺らぎが少なく、天体観測に適している。県内には多くの星空・天文関連施設を有しており、令和2年度より「天文王国おかやま」のキャッチフレーズのもと協議会を設立。岡山県の星空の魅力を県内外の人々に広くPRすることで、認知度やイメージの向上を図り、観光交流人口拡大に取り組んでいる。
空気の澄むこれからの季節は、美しい星々との出会いを楽しむことができるため、各所でさまざまな企画を用意している。
星空保護区認定から一周年を迎える井原市美星町
井原市美星町は、令和3年11月1日付でアジア初となる「星空保護区(コミュニティ部門)」に認定されている。一周年を迎え、11月の1カ月間を記念月間として、美星天文台を中心にパネル展示をはじめ、講演会や観望会などの記念イベントが開催される。
6つの天文台が群集する天文のまち・浅口市
浅口市は、日本初の大型望遠鏡を備えた天文台が建設され、日本最大の「せいめい望遠鏡」をはじめ6つの天文台が群集する天文のまち。岡山天文博物館では、プラネタリウムや4D2U、太陽観測を楽しむことができる。
科学を学べる倉敷市のスポット
倉敷市の「倉敷科学センター」は、楽しみながら科学を学べるスポット。科学展示室では、子どもに人気のCGスクエアや貴重なH-IIロケット実物エンジンなど100点を展示。また、21mドームスクリーンの中国地方最大級の科学シアターでは「プラネタリウム」と「全天周映画」を上演している。
星空ウォッチングができる備前市のキャンプ場
備前市の田園風景が広がる八塔寺ふるさと村にある「望ヶ丘キャンプ場」では、気軽に星空ウォッチングができる。
11月8日(火)の皆既月食観望会なども開催されるので、詳細は各所の公式サイトでチェックしてみて。
美星天文台HP:https://www.bao.city.ibara.okayama.jp/
岡山天文博物館HP:http://ww1.city.asakuchi.okayama.jp/museum/
倉敷科学センターHP:https://kurakagaku.jp/
望ヶ丘レストラン&キャンプ場HP:https://nozomigaoka.info/
(山本えり)