大阪中之島美術館では、秋から冬にかけて、美術館の屋外で行うイベントを複数開催する。いずれも無料で観覧し楽しめる企画だ。
イルミネーションやマルシェが開催
11月12日(土)~2023年2月28日(火)の17:00~22:00の時間帯に、大阪中之島美術館 2階芝生広場を中心に冬のイルミネーションを実施中。
キラキラと装飾された植栽に、船や水の雫をイメージしたLEDイルミネーションが大阪中之島美術館を彩る。
2階芝生広場にて、10月に開催され好評だった「ナッカマルシェ」をクリスマスにも開催する。生産農家が販売するとれたてのオーガニック野菜、産地直送の新鮮なフルーツ、材料にこだわった菓子や加工品など安心・安全の食品が販売される。
また、大阪中之島美術館の守り神「SHIP’S CAT(Muse)」の作家であるヤノベケンジ氏の世界観とともに大人も楽しめる縁日も開催。開催日時は12月24日(土)と25日(日)の12:00~18:00だ。
大空で体感できるアドバルーンが掲揚
11月15日(火)~20日(日)の6日間、10:00~17:00の時間帯で、大阪中之島美術館は空中の展覧会「インターナショナル スカイ フェスティバル」を開催する。
1960年に「具体美術協会」が大阪なんば髙島屋の屋上で実施した展覧会で、同協会の会員や海外の作家による下絵が拡大して描かれ、アドバルーンに吊って空中に展示された。
今回の展示は、当時の発表内容とは異なるが、大空での展覧会を体感できる内容。当館の屋上より、元「具体美術協会」会員の向井修二氏、松谷武判氏、今井祝雄氏らの作品を含む計7球のアドバルーンが掲揚される予定だ。なお、荒天の場合は日程が変更となり、その場合は大阪中之島美術館公式ホームページで報告がある。
この秋冬は、大阪中之島美術館でイルミネーションやマルシェ、展覧会を楽しもう。
「ナッカマルシェ」10月開催時のイベント情報:https://nakka-art.jp/event-post/nakka-marche/
(佐藤 ひより)