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京都・西陣織の川島織物セルコンがマドモアゼル・ユリア氏とのコラボ帯第2弾を発売

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Photo Satomi Yamauchi

川島織物セルコンは、着物スタイリスト/DJとして活躍するマドモアゼル・ユリア氏とのコラボレーション Yulia To Kawashima(ユリア ト カワシマ)より、帯の新作をリリース。

11月25日(金)より、オンラインショップにて販売を開始する。

マドモアゼル・ユリア氏とのコラボ帯第2弾

Photo Satomi Yamauchi

和装も洋装もモードもアンティークも自由自在に着こなす同氏は、その抜群のセンスで、同社の膨大なアーカイブ資料の中から明治時代に描かれた図案をチョイス。同社のデザイナーとリデザインして完成させたのが、Yulia To Kawashimaシリーズだ。

新作の帯は、“アンティークの再現” をめざしリデザインされ、季節を問わず、様々な着物とコーディネートできる色柄になっている。

帯の特長

デザインは、紹美唐花文(しょうびからはなもん)と彩華格子文(さいかこうしもん)の2柄で、それぞれ2色用意されている。

Photo Satomi Yamauchi

紹美唐花文は、唐花唐草と、“縁を結ぶ” “人と人を結ぶ” などの意味を持つ「組み紐」が複雑に絡み合う様子をイメージ。明治時代の帯地見本裂「冨貴紋」を元に、西洋の装飾裂にみられるモダンさがプラスされている。

また、帯の地(生地)にも文様を配し、複雑な表情を見せる地紋に繊細な上柄を織り上げているのが特徴。季節や年齢を問わず、また様々な着物に合わせられる、使いやすいなごや帯だ。

なお、唐花とは、特定の花を示すものではなく中国から伝わった花形の文様を意味する。見本裂「冨貴紋」は、牡丹より創作した唐花がモチーフとなっている。

Photo Satomi Yamauchi

彩華格子文は、翁格子の上に花丸文や鳳凰菱文を配したスタイリッシュななごや帯。明治時代の帯地見本裂「翁格子飛龍」から着想を得て、カジュアルになりがちな翁格子を、ちょっと気取った外出仕様にしているという。

ふっくらと織り上げられた上柄が、翁格子の上に浮き出して見えるのもポイントだ。なお、翁格子は太い線が翁、細い線が孫を意味するとされ、翁が大勢の孫を持つことから子孫繁栄の意味を表す。ちょっとしためでたい席から普段着まで、幅広く使うことが可能だ。

商品概要


通常、なごや帯は普段着の装いとされているが、どちらの帯も上質で光沢の美しいシルクを用いているため、合せる着物によっては、ちょっとしたパーティーなどにも着用できる。

価格は、紹美唐花文が¥130,000、彩華格子文が¥98,000。いずれも税込で、仕立て代・送料も含まれる。

販売はネットのみで、11月25日(金)より、販売サイトにて購入できる。受注生産品のため、商品の引渡しは入金確認から2か月後となり、諸般の事情により商品の発送が遅れる場合は、同社よりメールで連絡がある。

明治期の和洋折衷の絶妙なバランスが魅力的な紹美唐花文と、現在の洋服の感覚から見てもカッコいい彩華格子文。この機会にチェックしてみては。

販売サイト※11月25日(金)オープン予定:https://www.kawashimaselkon.co.jp/event/yuliatokawashima2021/

(オガワユウコ)

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