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【京都府】お寺での工芸とアートの展覧会や伝統工芸の工房を巡るツアー「京の美をめぐる旅」開始

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京の美をめぐる旅実行委員会は、西陣エリアの複数のお寺で開催されている工芸とアートの展覧会と伝統工芸の工房を巡るツアー「京の美をめぐる旅」をスタートする。

3種類のツアー


「京の美をめぐる旅」では、3種類のツアーを用意した。

「工芸と美術をめぐる1DAYツアー」は、お寺で開催されている工芸とアートの展覧会をガイド付きでめぐる1DAYプラン。日程は、11月19日(土)・20日(日)・26日(土)・27日(日)、12月3日(土)・4日(日)だ。

「工房と展覧会を巡る2DAYSツアー」は、お寺で開催されている展覧会に加え、西陣エリアにある伝統的織物に関わる工房も巡る、1日あたり3時間ほどの2日間のツアー。日程は、11月19日(土)~20日(日)・26日(土)~27日(日)、12月3日(土)~4日(日)となっている。

「アップサイクル和蝋燭と和蝋燭の幻想的なお寺ライトアップツアー」は、京都の南にある和蝋燭工房とコラボして開催している和蝋燭によるお寺のライトアップイベントに参加するツアー。和蝋燭の工房見学をした後、和蝋燭によるライトアップを鑑賞する。このツアーは、11月23日(水・祝)のみとなっている。

その他、2023年には伝統芸能の鑑賞ツアーも開催する予定とのこと。

3つのお寺で伝統×アートの作品鑑賞


ツアーのメインエリアである西陣は織物の産地として有名だが、豊臣秀吉の区画整理でお寺が集められた場所でもある。その中でも大本山クラスのお寺3つを会場として工芸とアートの展覧会を開催している。

豊臣秀吉の常宿として使われていた「妙顕寺」をメイン会場とし、千利休が茶会を開き、織田信長が京都の宿として利用した「妙覺寺」、長谷川等伯の襖絵や本阿弥光悦が書き写した「立正安国論」などを有する「妙蓮寺」という3つのお寺が会場となっている。


現役庭師ユニット「植司」がお寺の一室に作った室内で愛でる庭をはじめ、西陣の引箔職人で作家の西山大介さんやガラス彫刻・生活工芸作家の本阿弥匠さんなど、伝統とアートを掛け合わせた作家の作品を展示中だ。

職住一体の工房ツアーも

伝統工芸の工房ツアーでは、見学するための工房ではなく、職住一体の職人の工房も見学。工房であり家でもある、仕事に関係する人間しか入れない聖域ともいえる場所を訪れる。

和蝋燭の工房では、和蝋燭のゴミを再利用した新商品の制作工程を見学。ゴミゼロを目指す工房の取り組みに触れ、極力ゴミを出さないようにデザインされた織物のように、日本人の美意識の根底にあるような、見た目と裏側にある自然への敬意のようなものが現代でも息づいていることを知る機会となっている。

京都の新しい魅力や歴史に触れたい人は、「京の美をめぐる旅」に参加してみては。

「京の美をめぐる旅」サイト:https://kyonobi.net/

(Higuchi)

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