遺品整理・不用品回収の「まちの遺品整理屋さん」を運営するエクセル・クリーン・サービス社は、日本に住む10代以上の人を対象に、年末の大掃除や不用品処分に関するアンケート調査を実施した。
96パーセントは「自分で」大掃除をする
今回の調査ではクラウドソーシングサービスを利用し、回答数は300件。早速、その結果を紹介してこう。
まずは最初の質問、「年末に大掃除を行ったことはありますか?」については、回答者の66パーセントが「ある(毎年する)」と答えた。次いで29パーセントの人が「ある(たまにする)」と回答しているため、合計で95パーセントの人が年末の大掃除を実施していることがわかった。
「ない」を選択した5パーセントの回答者の理由としては、「常日頃から定期的に掃除はしている」「夏にすべてやってしまうから」などが寄せられた。
次に、「大掃除を業者(プロ)に依頼したことはありますか?」という質問に対しては、96パーセントの人が「ない」と回答している。
この質問に「ある」と回答した人に「プロに依頼した感想」を聞く項目では、「さすがに出来栄えは素人とはちがう」「特殊な機械をつかって掃除してもらえるので満足」という意見があった。
一方で、費用面は「高い」と感じている人が多いようだったが「支払った分納得のいく掃除をして貰える」という意見もあった。
大掃除のタイミングで不用品も処分
続いて「大掃除のタイミングで、一緒に不用品を処分したことはありますか?」という質問については、74パーセントの人が「ある」と回答した。
また「なかなか処分できずに家にある不用品はありますか?またそれはどのようなものですか?」という質問については、「使っていない家具、家電」と回答した人が105名、「もらいものや思い出の品」が僅差で102名という結果になった。
多くの人が不用品処分を行っていながらも、82パーセントの人が「なかなか処分できないものがある」という状況だ。
「業者(プロ)に依頼する」という感覚はまだマジョリティではなく、自分自身でなんとかしようと思っており、その結果なかなか処分できないでいる人が多い。
清掃・不用品回収業界にとって、この「家の掃除は時間がなくても、手間がかかっても自分でするべきもの」という従来からの固定観念こそが今最大の敵となっているかもしれない。掃除・不用品処分をアウトソーシングする文化・感覚を一般に根付かせていくことが、市場拡大に結びついていると言えそうだ。
■調査概要
調査対象:日本に住む10代以上の人
調査期間:11月24日(木)~30日(水)
調査方法:クラウドソーシングサービスを利用し回答を収集
回答数:300件
■まちの遺品整理屋さん
URL:https://machino-ihinseiri.com/
(hachi)