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【千葉県睦沢町】日本初!兼業農家向け就農スクール「チバニアン兼業農学校」から30名就農

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集合写真

おひさま総合研究所が手掛ける、日本初(※)、兼業農家になることに特化した就農スクール「チバニアン兼業農学校」の修了生が11月末時点で30名就農した。

チバニアン兼業農学校


「チバニアン兼業農学校」は、兼業で農家になることを目的とした民間スクール。具体的には、就農の最大ハードルである農地取得、営農計画策定、新規就農者認定、書類作成などを実際の農政担当者や有識者が伴走しながら指導し、短期間で農業者になることを目指す実践的学校だ。


同校では、兼業でありながら、収益を省力で上げるための六次産業化(ネット通販、ソーラーシェアリング、農泊、体験農業、農家レストラン、省力栽培等)の講義も行う。

農業委員会から現役農家までが講義に参加



また、同校の拠点である千葉県睦沢町では、農業委員会、農政担当者、農業関係者、現役農家が講義に参加し、町の農地の斡旋や新規就農認定をサポート。さらに、他地域での兼業就農の希望者には、用地探索から農地取得までを指導する。

受講生の多くは、首都圏在住の現役サラリーマン

おひさま総合研究所は、1月から「チバニアン兼業農学校」事業を開始し、現在、3期生の授業が開催中だ。

人数は、1期生23名、2期生23名、3期生34名と回を重ねる度に人数を増やしてきた。またその多くは、首都圏在住の現役サラリーマンで、兼業就農に対する大きな期待を集めているという。

今回、修了生70名中30名が千葉県睦沢町を中心に、千葉県内にて各市町村農業委員会の許可を経て、就農を実現した。人数比率は、睦沢町27名、君津市1名、茂原市1名、いすみ市1名となる。

大部分の就農者が、睦沢町の耕作放棄地や低利用地を中心に就農し、地域の農地保全を外部から実現しているそうだ。就農者のほとんどは二拠点生活だが、8名ほど、学んだことを機会に睦沢町へ移住をしているそうだ。

兼業農家として収益を上げるための実践的なサポート

コロナ禍において、政府は移住や関係人口拡大、二拠点生活、「半農半X」を政策の柱に掲げているが、いまだ実効性には乏しいとされている。

また就農するにも、ほとんどの自治体は、専業農家希望者のみが対象。就農を希望するけれど、仕事を続けたい、収入は減らしたくない、兼業農家として収益を上げたいという人々のために、短期間で実践的なサポートが必要だったという。

千葉県は、首都圏に位置し、通勤することも可能な場所。また海や山からも近く、自然に囲まれた生活を農業をしながらおくることができる。また六次産業化に最も重要な集客が首都圏から見込める点も兼業就農に有利だ。

また同校の就農者の特徴として、本業を持つために余裕をもって取り組め、専業者が嫌う耕作放棄地を好む傾向にある。これは農業者の平均年齢が68歳を超え、中山間部の狭量農地では、後継者が不足する中で重要な担い手となっているようだ。

兼業農家に興味のある人は、まずは、「チバニアン兼業農学校」の無料オンライン説明会に参加してみては。

チバニアン兼業農学校公式サイト:https://chibanian.info/

※「日本初」表記に関して、おひさま総合研究所調べ・2022年11月時点・日本国内農業学校として

(角谷良平)

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