長野県茅野市と諏訪市の中間地点に位置する車山高原・車山神社の「天空の歳旦祭」にて、「初日の出天空参り」「氷点下での雪中禊(みそぎ)」「限定御朱印の授与」が、令和5年1月1日(日)に行われる。
世の平和と五穀豊穣を祈る年初めの神事
「歳旦祭」とは、初日の出の時刻7:00に新しい年を迎えたことへの感謝と礼を捧げ、世の平和、五穀豊穣を祈る年初めに行われる神事だ。
令和4年の「歳旦祭」は積雪だったため、鳥居が半分ほど雪で埋もれたが、晴天にも恵まれ、約100人近い人が参列した。
雪の中で行われる神聖な禊
「歳旦祭」の神事にて行われる「雪中禊」は、宮司自ら境内よりが汲み上げた神雪を、崇敬代表者自ら身体に浴び、心身を清める儀式。
「禊」とは、「身の汚れや穢れをはらうために神聖な雪や水を浴びて、体を洗い清めること」で、日本に古くから伝わる精神文化の一つだ。
雪は溶けたら水となり、あらゆる万物の命の源とされているため、年の初めに汲み上げられた雪はとても神聖なものとされている。
「新春限定御朱印」の授与を実施
また、令和5年1月1日(日)~2月28日(火)の期間、車山神社「新春限定御朱印」の授与を実施。
年の干支にちなんだ、日本最古の漫画と言われる「鳥獣戯画(ちょうじゅうぎが)」に描かれている兎をモチーフとした御朱印で、鳥獣戯画に描かれている様な豊かな暮らしの営みが、平和に末長く紡がれていくことを願い製作されている。
令和5年1月1日(日)~2日(月)の2日間は、車山神社に隣接する、山頂リフト乗り場横の「避難所兼授与所」と、スカイパークスキー場スカイプラザ施設内の2カ所にて御朱印を頒布。
令和5年1月3日(火)以降の通常営業時は、スカイパークスキー場スカイプラザインフォメーション窓口のみでの授与対応となる。
初日の出を車山の山頂で迎えてみては
車山高原では、日の出を眺められる「サンライズ雲海リフト」を利用し、山頂に上ることが可能だ。
なお、「歳旦祭」は、日の出時刻により多少スケジュールが前後する可能性がある。詳細は、車山神社HPで確認を。
一年に一度しかない、初日の出を車山神社で迎えてみては。
■車山神社
住所:長野県茅野市北山3413
参列料:無料
HP:https://kurumayamajinja.jp/
車山高原スカイパークスキー場HP:https://winter.kurumayama-skypark.com/
(佐藤ゆり)