循環商社ecommitは、5自治体目となるさいたま市と「廃棄物の減量・資源化の推進等に関する協定」を締結。市民が持ち寄ったリユース品を無料で回収する実証実験を行い、循環型社会の実現へ向けてさらなる一歩を図る。

2つの実証実験を実施

ecommitとさいたま市は、リユース品回収によるごみ減量効果の検証を目的とし、まずは2つの実証実験「区役所でのリユース品回収」「ごみ処理施設でのリユース品回収」を行う。それらの結果を踏まえ、「ともに取り組み、参加する めぐるまち(循環型都市)“さいたま”」実現のための仕組みを検討していく。

また、この実証実験において、ecommitは、不要品の回収企画立案・運営実施、回収品のリユース・リサイクル、トレーサビリティ管理や取り組み状況の可視化を行う。

区役所でのリユース品回収

実証実験「区役所でのリユース品回収」では、さいたま市内の区役所において、リユース品(まだ十分に使えるきれいなもの、もったいないもの)を回収する。「リユース品」という分別項目で回収する日を設定し、市民がリユース品を持ち込める体制(＝市民の「捨てる」以外の選択肢)づくりを行う。

開催日時は、12月25日(日)10:00～16:00。場所は、緑区役所駐車場にて。

対象品は、食器・キッチン用品、工具、家具・インテリア、家電(製造7年以内)、おもちゃ、雑貨ほか持ち込み基準内のまだ使用できるものとなっている。

ごみ処理施設でのリユース品回収

もうひとつの実証実験「ごみ処理施設でのリユース品回収」では、ごみ処理施設に持ち込まれる廃棄物のうち、市民に対する排出意向確認を行ったものを対象に、まだ使える物を収集する。それらを回収し、再び流通させることで、自治体が扱うごみの減量化を図る。

日時は、12月29日(木)・30日(金)の8:30～16:30、12月31日(土)8:30～12:00の予約枠内。

場所は、緑区のクリーンセンター大崎にて。環境センターへごみを持ち込む市民で、持ち込み予約をした市民が対象となる。対象品は、ごみとして持ち込まれた中で、基準内のまだ使用できるもの。

今回の協定締結を皮切りに、ecommitは、同社の強みである資源循環の仕組みづくり、特にリユース(再利用)の推進ノウハウを活かした取り組みを模索していくという。

区役所でのリユース品回収詳細：https://www.city.saitama.jp/001/006/010/004/p093806.html
ecommit：https://ecommit-kandk.com/

■緑区役所
住所：さいたま市緑区大字中尾975番地1

■クリーンセンター大崎
住所：さいたま市緑区大崎317

(江崎貴子)