明治29年創業、京橋白木の代表取締役・竹下茂雄氏が立ち上げた日本金継ぎ協会(金継ぎ協会)が2022年12月3日(土)、環境省が主催する第10回グッドライフアワードにて「審査員特別賞サステナブルデザイン賞」を受賞した。
プロに学ぶ現代風金継ぎ体験と和食器講座の受付を開始
また、受賞を記念し、金継ぎ協会が監修した「プロに学ぶ現代風金継ぎ体験と和食器講座」を2月18日(土)より一般向けに受付開始する。
うつわ 御結 HANAREで行われる「プロに学ぶ現代風金継ぎ体験と和食器講座」の料金は、8,800円(名/税込)。料金には、体験料、講習料、材料費、施設利用料、茶・菓子が含まれる。
催行日時は、毎月第3金曜・土曜9:00~11:30/14:00~16:30で、1回6名限定。なお、1名から予約可能だ。申し込み、その他詳細は公式サイトで確認できる。
グッドライフアワードとは
今年10回目を迎えるグッドライフアワードは、環境省が主催する環境に優しい社会の実現を目指し、日本各地で実践されている「環境と社会によい暮らし」の取組についての情報を発信することで、日本で暮らすひとり一人がライフスタイルを見直すきっかけになることを目指しているアワードだ。
金継ぎ協会は2020年の活動スタートから2年間で金継ぎ指導を行った飲食企業は17社/参加人数110人超。
仙台、東京、神奈川、香川、広島、愛媛と全国へ展開し、金継ぎ受託点数は2000件を超え外食産業における陶磁器廃棄の削減に大きく寄与した取り組みが、実行委員長である益田文和氏に評価された。
飲食店のサステナビリティ推進を拡めていきた
2020年コロナ禍で京橋白木の代表竹下氏は、自分達が納入した器がゴミ箱に無造作に捨てられている姿にショックを受けたという。
大量に販売してきた陶磁器は焼却できない不燃物で、埋め立てても土に戻ることのない産業廃棄問題と直面した。
さらに安価な輸入品を使い捨てのように使うことで、我が国の伝統である陶芸文化が衰退する日本の現状を変える必要があると感じたという。継続的に「金継ぎ」を飲食店に提供することで、器に持続可能な循環をもたらす「飲食店のサステナビリティ推進」を拡めていきたいと、2020年「日本金継ぎ協会」を設立した。
SDGsでもあり、日本の伝統技法である金継を学びたい人は「プロに学ぶ現代風金継ぎ体験と和食器講座に参加」してみては。
■プロに学ぶ現代風金継ぎ体験と和食器講座
受付:2月18日(土)より
料金:8,800円(名/税込)
催行日時:毎月第3金曜・土曜9:00~11:30/14:00~16:30
催行人数:1回6名限定※1名から予約可能
開催場所:うつわ 御結 HANARE
住所:東京都港区南青山6-12-12 南青山マンション205
申し込み・詳細URL:https://otonami.jp/experiences/utsuwa-omusubi/?utm_source=ig&utm_medium=social&utm_campaign=ig_utsuwa-omusubi&utm_content=ig_stories
(角谷良平)