バーベキューアンドコーは、就業体験のインターンシップで受け入れた兵庫大学の学生3人と共同で、地産地消料理「恵幸川(えこがわ)鍋」を商品化した。

兵庫大学の3人がインターンシップ

同社は、インターシップ(就業体験)を希望する地元の兵庫大学から依頼を受け、同校の現代ビジネス学部現代ビジネス学科に通う、いずれも3回生の岩下凌さん・尾瀬蒼太さん・村中勇真さんの3人を2022年10月～12月の期間受け入れた。

インターンシップ活動にあたり、同社から学生3人に対し、“冬場のBBQ場利用者を増やす施策を一緒に考えてほしい”と提案。

3人のうち1名は自身のSNSを活用してフォロワーにアンケート調査し、ほかの2名も家族や友人などに聞き取り調査した結果「冬といえば鍋」という意見が最多であることが明らかに。

「MISO鍋」のノウハウ活かして味付け

こうした結果を受け、3人はせっかくなら地元色を打ち出した方が得策との判断に至った。大学のお膝元である加古川市のご当地鍋「恵幸川鍋」に着目。

一方、同社はBBQ場の実店舗で「MISO鍋」と銘打った冬季限定メニューを提供しているが、学生たちの熱意を商品化につなげたいと考え、共同で新たな「恵幸川鍋」をつくることが決定した。

甘味とコクのバランスが絶妙な特製味噌鍋

「恵幸川鍋」とは、加古川市職員の自主研究グループが考案したメニュー。同じ加古川市内の食品製造会社「高松清太夫老舗」の味噌、酒造会社「岡田本家」の酒粕を使いながら、味付けや具材は作り手のアレンジに任せている。

「恵幸川鍋」の必須条件は、高松味噌と岡田本家の酒味噌を使うこと。本来のレシピだと味噌汁に近く、そのまま沸騰させると塩辛くなるため「MISO鍋」のノウハウを活かして味付けが工夫されている。

こうして完成した「恵幸川鍋」は、調味料や薬味などを工夫するとともに、酒粕の滑らかな甘みも活かすことで「煮炊きするほど、より美味しくなる特製味噌鍋」に仕上げられた。

ZAZAZAにて期間限定で販売！

今回商品化された「恵幸川鍋」の販売価格は、1人前3,600円(税込・来園料含む)を予定。また、2月1日(水)～末日の期間、兵庫県明石市に大蔵海岸にあるBBQ場「ZAZAZA」で販売中だ。

バーベキューアンドコーと兵庫大学の学生3人が共同で開発した、酒粕入り特製味噌鍋「恵幸川鍋」を近くの人は食べてみては。

■大蔵海岸BBQ ZAZAZA
住所：兵庫県明石市大蔵海岸通1丁目 大蔵海岸海峡公園内

(江崎貴子)