現役の整形外科専門医であり、情報発信ドクターとして情報発信を続ける歌島大輔氏が運営するYouTubeチャンネル「すごいエビデンス治療 | 整形外科医 歌島大輔」のチャンネル登録者数が、13万人を突破した。

医療迷子をなくすために

「すごいエビデンス治療 | 整形外科医 歌島大輔」は健康・医療情報を学び実践するための現役医師によるYouTubeチャンネル。対象も独特で、患者のみならず、その患者を治療する「治療家」に向けた内容も含まれている。

同チャンネルは、“治療迷子をなくしたい”というコンセプトがある。治療迷子とは、多くの専門家が混在した医療業界において患者が適切な治療にたどり着けず「治らない」という悩みを抱え続けた状態だ。それを解消するために患者に向けて情報発信をするとともに、治療家と一緒に成長していくという願い・方向性も込め、歌島氏の学びを発信している。

治療家と患者のリテラシーを高める

もともと歌島氏は、整形外科医、情報発信ドクターとして、現状の医療・健康情報の不正確さ(時に詐欺的手法も散見される)の危険性を訴えてきた。それはYouTubeであったり、インターネットであったり、書籍・雑誌であったりと、様々な媒体で医学的根拠がない、もしくはとても薄い情報が乱立している。実際、アメリカの研究ではYouTubeにおける腰痛に関連する動画の信頼性と教育的価値が低いということが示されている(※)。

こんな現状を変えるため、情報を発信する側の治療家と受け取る側の患者や一般の人、両方のリテラシー(情報活用力)を高める必要がある。それを達成するためにもこの「すごいエビデンス治療 | 整形外科医 歌島大輔」というYouTubeチャンネルの存在意義があると、歌島氏は考える。

活動が評価され、毎月数千人がチャンネル登録するYouTubeチャンネルになっており、個人のみならず病院・クリニックも含め日本の整形外科のYouTubeチャンネルでは登録者数、再生数とも独走状態を維持しているという。

YouTubeチャンネル「すごいエビデンス治療 | 整形外科医 歌島大輔」を、この機会にチェックしてみて。

「すごいエビデンス治療 | 整形外科医 歌島大輔」：https://www.youtube.com/@d.utashima
Twitter：https://twitter.com/pedro0507
HP：https://utashima.com/

※ Alexander L Hornung et al. J Orthop Res. 2022

(江崎貴子)