愛媛県の総合エンターテイメント企業・キスケは、3月4日(土)、愛媛の魅力が詰まった「みかんサウナ」を愛媛県今治市にある「しまなみ温泉 喜助の湯」の女性エリアにオープンした。
みかんのアロマで香りを楽しみながら入浴できる
“「日本一 サウナーを応援する施設」を目指す”、という理念のもと、同社のサウナ好きのメンバーによって2021年4月に結成された「kisuke Sauna club(キスケサウナクラブ、以下kSc)」のプロデュースにより「しまなみ温泉 喜助の湯」に登場した「みかんサウナ」。サウナ室内にみかんのアロマが使用され、香りを楽しみながら入浴ができる。
現在のサウナブームにより、都心部では男女ともサウナファンが増えているが、地方でのサウナ利用は男性7:女性3の比率で、女性サウナファンが少ないのが現状だ。そこでkScは、「女性にももっとサウナの魅力を伝えたい!」という思いから、2022年6月に「伊予の湯治場 喜助の湯」の女性エリアにミストサウナ「霞」をオープンし、「肌や髪の調子がよくなった」「定期的に利用したい」と好評を博している。
美容への効果を意識した「霞」が大きな反響を受けていることから、「しまなみ温泉 喜助の湯」の女性エリアにもサウナをオープンすべく女性ユーザーを対象に調査を同社が行ったところ、「愛媛らしい特徴があるとよいこと」「高温のサウナよりも、美容効果を重視すること」「かわいらしさや落ち着ける雰囲気、また小学生の子供とも一緒に入れる空間デザイン」などを意識するユーザーが多いことがわかった。
肱川あらしを思わせる大量のミスト
そこで今回オープンした新しい「みかんサウナ」は、室温40~60℃、湿度80~100%のスチームサウナ方式。愛媛県西部の肱川(ひじかわ)流域では、朝霧が川を下る肱川あらしという現象がみられるが、「みかんサウナ」では肱川あらしを思わせる大量のミストを発生させている。
また、デザインは、地元今治市の怪島(けしま)をかたどったこだわりの外観に、屋根にはみかんの木をシンボルツリーとして展示。サウナ室内の装飾には約240年の歴史を誇る愛媛の伝統工芸品の砥部焼が採用され、女性の目線から砥部焼の魅力を全国に発信するという思いで結成された7人の女性作家グループ「とべりて」のメンバーでもある「砥部焼 すこし屋 松田窯」の松田知美氏が製作・プロデュースを担当している。
1階レストランエリアには、同日、老舗「かめやうどん」の新業態である「うどんと唐揚げ酒場 かめや 今治駅前店」もオープン。
今治市の新たな注目スポットとなりそうだ。
■しまなみ温泉 喜助の湯
住所:愛媛県今治市日吉町1-2-30
営業時間:6:00~24:00
HP:https://www.kisuke.com/yu-imabari/
(fukumoto)