三英が運営するロボット・プログラミングスクール「DOHSCHOOL」のロボコンコースに通う女子小中学生4人で結成されたチーム「Laurels(ローレルズ)」が、2月26日(日)に開催されたVEX IQ Competition Japan Nationalsにて優秀な成績を収めた。
その結果、日本代表チームに選出され、5月2日(火)から米国テキサス州ダラスにて開催される「VEX Robotics World Championship 2023」に出場する。
女子小中学生4人組がジャパンナショナルズ日本代表に
今回開催された「VEX IQ Competition Japan Nationals」には、DOHSCHOOLチームの他にも大阪や山形から出場したチームや、インターナショナルスクールのチームなど、エレメンタリースクール(小学生)部門とミドルスクール部門(中学生)合計24チームが日本代表の座を争った。
序盤はなかなかランキングが上がらなく苦戦したものの、最後のドライビングスキルスマッチで同日最高得点をマークし、2位まで順位を上げることができた。前島さんは「審査員のインタビューにしっかり英語で答えることができた」、土屋さんは、「大きな大会でのドライバーを任されとても緊張したが、最後のゲームでは力を発揮できた」と感想を語った。
デザインアワードとロボットスキルスチャレンジで評価
ミドルスクール部門に出場したチーム「Laurels」は今大会で「デザインアワード」の受賞と「ロボットスキルスチャレンジ」2位という好成績を残し、見事日本代表チームに選出された。
デザインアワードとはエンジニアリング・ノートブックの審査や、ジャッジによる英語でのチームインタビューを通じて、ロボットのデザインプロセスや機能性を評価されるアワード。
ロボットスキルスチャレンジとは、1分間という短いゲーム時間の中で、コントローラー操作によるドライビング技術で得点を競う「ドライビングスキルスマッチ」とプログラミングによる自律走行のみで得点を競う「プログラミングスキルスマッチ」の合計点を競う競技だ。
ローレルズのロボットスキルスチャレンジの世界ランキングは、ミドルスクール部門において3月6日時点で273位/4595チーム中。
ディスクをシュートして高得点を狙う「Slapshot」
今回のゲーム「Slapshot」は、フィールドの片面半分に設置されている、ブルー、イエロー、パープルのディスペンサーからオレンジのディスクを落とし、もう片方のフィールドに落としたディスクをシュートして高得点を目指す。
ディスペンサーから落とすだけでも加点されるが、高得点を目指すには中央のグレーのバーの下をくぐり抜けてシュートしなければならない。
この「ディスクをいかにシュートするか」の機構を考え、作ることが、今回の難題であり、上位チームと下位チームの明暗を分ける大きな要素だ。
また、今回のゲームはロボットが移動できる範囲が半分しか無い為、ディスペンサーや他のロボットにぶつからないように機体をコンパクトにする必要があるのも特徴だ。
「VEX Robotics World Championship 2023」での日本の女子小中学生4人組の活躍に注目しよう。
三英公式サイト:https://sanei-corporation.jp
(佐藤 ひより)