クラフトコーラを専門に手がける「伊良コーラ(いよしコーラ)」は、新商品「伊良コーラ(缶タイプ)」を4月2日(日)に発売する。それに先駆け、3月7日(火)より公式オンラインストアにて予約販売を開始している。また、3月21日(火)よりナチュラルローソンにて先行販売、成城石井では4月5日(水)より販売となる。希望小売価格は288円(税込)。
世界初のクラフトコーラ専門店・専門メーカー
「伊良コーラ」は、2018年7月に東京に誕生した、世界で初めてのクラフトコーラ専門店・専門メーカー(※)。「伊良コーラ」の代表を務めるコーラ小林氏の祖父、伊東良太郎氏は和漢方職人だった。「伊良コーラ」は彼が昭和29年に開業した和漢方工房「伊良葯工(いよしやっこう)」の跡地(東京・下落合)にて作られている。現在では、百貨店・飲食店・高級スーパー・レジャー施設・銭湯・サウナなど、様々な店舗で取り扱われている。
豊かなひとときをもたらす特別なコーラ
缶のクラフトコーラは、コーラ小林氏が祖父から受け継いだ漢方の製法とクラフツマンシップを基に生み出した。100年以上も前のオリジナルコーラレシピをもとに、コーラの実をはじめとするスパイスや柑橘類、生薬など自然由来の原材料をふんだんに用いている。アウトドアレジャーや映画鑑賞、お風呂やサウナ上がりなど、人それぞれの豊かなひとときに寄り添うコーラだ。
多くのハードルを乗り越えて缶タイプが完成
コーラ小林氏は、2022年春、「より多くの人に伊良コーラを届けるにはどうしたらいいか?」を考えた結果、人へ届けることに特化した”缶”という形態に挑戦することを決定した。瓶に比べて格段に軽く、破損しにくい缶の形態にすることで、日本全国、そして海外へも届けることができる。
一方で、缶での製造を行うためには多くのハードルがあった。1つは缶の充填方法に合う新しいシロップを開発する必要があったこと。既存の製法では缶の充填ラインにスパイスや柑橘の顆粒がつまってしまうという問題があったほか、「伊良コーラ」らしいスパイス感や香りを表現することも必要だった。そのために、カレー界やクラフトビール界など、各界の専門家などの力を借りて、新しいシロップを開発した。
また、缶の充填ロットに見合う量のシロップを製造しなければならなかった。自社工房では十分な量のシロップを製造できなかったため、まず工房でシロップのコアパートを作り、それを協力会社まで運び機材を借りてシロップを製造、できあがったシロップをボトリング工場へ運び込むという3段仕込みを行うことで課題を解決した。協力会社やボトリング工場と何度も交渉と調整を重ね、缶コーラの完成までたどりつくことができたという。
昨年12月には、缶の製造に向けたクラウドファンディングも実施し、多くの支援も得た。返礼品としたプロトタイプ缶のフィードバックを反映し、味のブラッシュアップを実施した。
「伊良コーラ(缶タイプ)」は、飲む際に必ず10秒間逆さまにして“魔法”をかけてから飲もう。また、1カ月、2カ月といった時間の経過とともに缶内熟成して変化するスパイス感も楽しめるというので、試してみて。
■伊良コーラ
HP:https://iyoshicola.com/
Instagram:https://www.instagram.com/iyoshicola/
オンラインストア:https://shop.iyoshicola.com/
※2018年7月 自社調べ、日本国内外における「クラフトコーラを専門に扱うメーカー
(山本えり)