栃木県佐野市は、市への移住と、佐野らーめん店の創業や事業承継を併せて支援する「佐野らーめん予備校」第12期生の募集を3月14日(火)より開始した。
佐野らーめんの後継者育成&移住を支援
「佐野らーめん予備校」は、佐野市の財産である佐野らーめん店の後継者育成、移住希望者にとって課題となる仕事探しという2つのニーズをマッチングさせたプロジェクト。
研修カリキュラムだけでなく、卒業後の開業支援や佐野市での暮らしのサポートも充実しており、既存店舗、支援団体等との協力体制も強化しながら、佐野市で新たな人生をスタートさせる人を応援している。
充実の研修カリキュラム
基礎研修は約2か月。佐野らーめんの作り方はもちろん、一つ一つの食材の食材料や調理方法、佐野市・佐野らーめんの歴史や文化を学びつつ、基礎知識、目指すラーメン店像などを学ぶ。
また、開業するにあたって必要な「食品衛生責任者」「食品営業許可」などの知識から、税金関係の申請・届出方法、さらには各種保険手続きまでレクチャー。
そのほか、経営やマーケティング、採用・育成、接客マナーはもちろん、配膳・片付けの方法まで学べる。
「本格修行」では、事業承継者向けには承継予定先で、独立開業者向けには独立開業を目指して既存店舗でラーメン作りの技術を学ぶ。どちらもその習熟状況に合わせてカウンセリングが実施され、ラーメン店を経営する上で必要となる各種申請手続きや開業サポートも行っている。
さらに、移住サポートも充実。佐野市の魅力を紹介するとともに、佐野市への移住についてレクチャーを実施している。家族構成や働く予定先の店を考慮した住宅の紹介が受けられる。また、小さな子どもを持つ人のための子育て支援などの手続きもサポートしてくれる。
第12期生の募集について
「佐野らーめん予備校」の応募は、年齢、性別、経験不問。研修参加にあたり、健康状態に不安のない人、佐野市に移住できる人のみ応募できる。なお、移住時期は個別に相談が可能だ。
第12期生の募集は3月14日(火)~4月14日(金)まで。募集定員や研修費用、応募方法などの詳細は、公式サイトで確認しよう。
プロジェクト4店舗目もリニューアルオープン!
同プロジェクトの第4店目となる「麺屋 大円(だいえん)」が、3月3日(金)にリニューアルオープンした。
同店オーナーの辰己幸治さんは、奈良県出身。「佐野市の人気店が集まる激戦区だからこそ、自分ならではのオリジナルメニューを創りたい」と考え、郷土の天理ラーメンの魅力を佐野らーめんに取り入れた「佐野スタらーめん」を開発した。特製辛味噌のこってりした味が特徴の天理ラーメンと、あっさりしながらも奥行きのある醬油味の佐野らーめん、それぞれの良さを1つにするために試行錯誤を重ね、絶妙なバランスにたどり着いたという。この新メニューが、佐野らーめんの新たな魅力を発信してくれるものと期待されている。
佐野市への移住&ラーメン屋としての新たな人生のスタートをサポートする「佐野らーめん予備校」に注目しよう!
「佐野らーめん予備校」公式ホームページ:https://www.sanoramen-yobiko.jp/
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