宮崎県都城市は、安心して子育てできる3つの完全無料化を実施する。また、宮崎県内市町村初の「ベビーファースト宣言」を発表した。詳しい情報をみていこう。
安心して子育てできる「子育て三ツ星タウン」に
都城市は、人口減少対策の一環として、令和5年度から「第1子からの保育料の完全無料化」を含む3つの完全無料化を実施する。
■第1子からの保育料の完全無料化
3つの完全無料化の取り組みの1つ目「第1子からの保育料の完全無料化」では、保育園や認定こども園などに通う全ての子どもの保育料を完全無料にする。国の無償化の対象となっていない0~2歳の子どもを対象にし、認可外保育施設、企業主導型保育施設、一時預かり等を利用する子どもの保育料等(上限額あり)も無料にする。
■中学生以下の医療費の完全無料化
2つ目の取り組み「中学生以下の医療費の完全無料化」では、保険適用となる通院や入院、薬局など子どもに係る医療費を中学校卒業までの間、完全無料にする。
■妊産婦の健診費用の完全無料化
3つ目の取り組み「妊産婦の健診費用の完全無料化」では、妊産婦が受診する妊婦健康診査、産婦健康診査、妊婦歯科健康診査、子宮頸がん検査を完全無料とする。
なお、これらの3つの事業については、都城市議会において令和5年度当初予算が可決された場合に実施される。事業の詳細は、都城市ホームページの令和5年度当初予算の記者会見資料で確認を。
令和5年度当初予算概要:https://www.city.miyakonojo.miyazaki.jp/soshiki/19/53125.html
「ベビーファースト宣言」を発表
また、都城市は、日本青年会議所が推進する「ベビーファースト運動」の趣旨に賛同し参画。2月15日(水)に池田市長が「ベビーファースト宣言」を行った。
「ベビーファースト運動」は、子どもを産み育てたくなる社会を実現するための運動。企業や個人・行政が、みんなで子どもを育んでいく優しい社会を目指す取り組みだ。
都城市では、「笑顔としあわせ 子育てしやすいまち みやこのじょう」を掲げ、アクションプラン「3つの子育て支援!」を軸に、都城市が持つ3つの宝の一つである「子ども」たちの笑顔、そして家族全員のしあわせにつながる子育てしやすいまちを目指していく。
■切れ目ない重層的な子ども・子育て支援!
アクションプランの1つ目“「切れ目ない重層的な子ども・子育て支援!」~3つの完全無料化~”では、3つの完全無料化とともに、子どもの健全な成長をサポート。幼児教育・保育サービスの充実を図るほか、仕事や急な残業、病気の時も安心して子どもを預けられるサービスを実施し、地域のいろいろな場所で子育て世代を支援する。
■子育てに関する相談・困り事にいつでも寄り添って支援!
2つ目のアクションプラン“「子育てに関する相談・困り事にいつでも寄り添って支援!」~みんなでつながり支えあう~”では、切れ目なく安心して相談できる体制の充実と強化を図る。子育てに関することなどを、多様な情報ツールで分かりやすく提供する。
■地域ぐるみで子育て支援!
3つ目のアクションプラン“「地域ぐるみで子育て支援!」~安心して子育てができる環境~”では、地域医療体制の充実を図るほか、地域や家庭における子育て環境を整備し、企業に対する就労支援意識の啓発促進を図っていく。
詳しくは、都城市のホームページにも掲載されているので、チェックしてみよう。
ベビーファースト宣言について:https://www.city.miyakonojo.miyazaki.jp/soshiki/89/52827.html
子育て支援の取り組みを進める都城市に、今後も注目していこう!
都城市ホームページ:https://www.city.miyakonojo.miyazaki.jp/
(yukari)