2023年春、長崎県長崎市十人町にて、和華蘭文化を受け継ぎ未来へと繋げるオーベルジュ「陶々亭(とうとうてい)」が開業する予定だ。
長崎ならではの“和華蘭料理”
長崎で唯一の中華料亭として明治時代より愛され、2020年にその歴史に幕を閉じた「陶々亭」。
そのルーツを受け継ぎ、今回あらたに長崎ならではの“和華蘭料理”をエッセンスとして加えた上質な料理と、歴史ある街と明治より歩みを共にしてきた日本家屋での宿泊体験が堪能できるオーベルジュとして生まれ変わる。
また、かつて長崎だけが中国やオランダなどと交易を交わし、さまざまな人と文化が上陸してきた時代があり、“和華蘭”とは、和が日本、華が中国、蘭がオランダやポルトガルなどの西洋を指している。
当時の風情を残しながらリノベーション
「陶々亭」がある十人町は、グラバー園や大浦天主堂のある南山手地区、かつて日本の玄関口であった出島地区の間に位置。
風情ある石畳の坂道を進んだ先にある築100年を超える日本家屋は、当時の風情を残しながら丁寧にリノベーションし、内装は純和風建築と自然になじむ良質なヨーロッパ家具やアートが配置されており、快適に滞在できるようしつらえられている。
長崎の食材を使った長く根付く料理を創造
オーベルジュ滞在のクライマックスとして用意されている“和華蘭料理”は、長崎の食材、お酒、器など土地の風土に培われた素材を使用し、長く根付く料理を創造。
歴史ある長崎の文化を醸成してきたまさに中心の地で、その息吹を感じながらの唯一無二の滞在時間を楽しんでみては。
■陶々亭(TOTOTEI)
住所:長崎県長崎市十人町9-4
HP:https://www.tototei.jp
(佐藤ゆり)
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