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12年目を迎えた石巻工房の直販サイト「KOBO-SHOP」がリニューアル!

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2023年3月11日(土)を経て、12年目を迎えた石巻工房では、直販サイト「KOBO-SHOP」を見やすく、分かりやすく商品が選べるようリニューアルした。

市民が使える公共的な施設としてスタート

石巻工房は、2011年東日本大震災の市民生活の復旧のために、建築家・芦沢啓治氏を中心としたデザイナー有志が補修道具や木材を集めて提供し、DIY支援として市民が自由に使える公共的な施設としてスタートした。

その後「手づくり」にデザインの付加価値を与え、地域内外で販売して自立するための「石巻工房ブランド」として2014年株式会社化。国内外のデザイナーと協働し、被災を背景にした材料と技術の制約を背景にしたアプローチで、シンプルでかつ愛着のわくデザインのプロダクトを生み出している。現在も石巻に工房とショールーム兼ゲストハウスを、東京にショールームを持ち、メイド・イン・ローカルのパートナーは世界10カ国を超える。

シーンからの商品選択が可能に

Collaborating Designers(抜粋)

石巻工房の直販サイト「KOBO-SHOP」は、石巻工房ブランドを伝えつつ、協働する国内外デザイナーや、

アイテムやシーンから選択するサイトへリニューアルした。

スツールのミニキットも発売


さらに今回、石巻工房の成り立ちとして代表的な「ISHINOMAKI STOOL KIT mini」7,700円(税込/送料無料)も発売がスタート。

ISHINOMAKI STOOLは、2011年当時、アメリカの家具会社ハーマンミラーが行った、仮設住宅の住民や小学生たちと一緒に家具をつくるワークショップのために設計された。

このスツールをデザインするにあたり、石巻工房のメンバーは仮設住宅の現状をリサーチ。仮設住宅では、ビールケースをスツール代わりに使っている人たちが少なからずいることや、天袋に荷物を入れるときの踏み台、玄関で靴を履くときの椅子が必要とされていた。そこで、このコンパクトかつ軽やかなスツールをつくることになったという。


「ISHINOMAKI STOOL KIT mini」は、実物と同じ組立工程で製作できる1/4サイズのミニチュアキット。キットを購入した先着50名には、ISHINOMAKI STOOLデザイン画ポスター(幅51cm×高さ72cm)をプレゼント!気になる人は早めにチェックしよう。

V&Aのパーマネントコレクションに


ISHINOMAKI STOOLは、2015年ロンドンのミュージアムV&A(ヴィクトリア・アンド・アルバートミュージアム)のパーマネントコレクション(永久収蔵品)に選定された。V&Aは芸術とデザインを専門分野とし、そのコレクションの質と内容の豊富さにおいて世界に並ぶものがないと言われるミュージアムだ。

ISHINOMAKI STOOLは、プロダクトそのものの魅力と共に、震災当時に仮設住宅へのリサーチから生まれた家具であること、初心者でもフラットな状態から組み立てられることなどが評価されたという。

見やすく、分かりやすく商品を選べるようになった「KOBO SHOP」を、この機会にチェックしてみて。

KOBO SHOP:https://kobo-shop.net/

(江崎貴子)

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