トレンドニュースサイト STRAIGHT PRESS【 ストレートプレス 】

LIFESTYLE

【東京都】ALS当事者がリアルな声を発信。「自分をプレゼン!」の様子を振り返る写真展が開催

このエントリーをはてなブックマークに追加

自分をプレゼン!写真展

難病患者や重度障害者のコミュニケーションを、ICT(情報通信技術)を活用して支援するICT救助隊とALS当事者と支援者が主体となる「自分をプレゼン実行委員会」は、3月26日(日)に、東京国際フォーラムで開催された「医ケア・ALS文化祭」にて、これまで9回開催してきた「自分をプレゼン!」の様子を振り返る、写真展を開催した。

「自分をプレゼン!」とは

「自分をプレゼン!」は、2018年のスタート以来、ALS当事者の熱い思いや生き方を伝える場として、延べ50名以上のALS当事者が登壇し、オンライン・オフライン合わせて延べ1000名以上の人が参加した。

より多くの人に参加してもらいとの思いから写真展を開催



「自分をプレゼン!」では、「あなたの伝えたいことは何ですか?」をテーマに、ALS当事者が病気になってからの思いや、悩み、発見、今の生き方などリアルな声を発信。参加者からは毎回高い評価を得ており、今年で第10回を迎える。

これからもより多くの人に参加してもらい、つながっていきたいという思いから、これまでの様子を伝える写真展が開催された。

「くらしを創る、知をつなぐ」がテーマのシンポジウム

「医ケア・ALS文化祭」は、ALS/MNDサポートセンターさくら会が主催する「くらしを創る、知をつなぐ」をテーマにしたシンポジウム。


当日は、日頃から医療的ケアニーズのある人々の支援や研究に関わってきた先生らを招き、パネルトークや視線入力で操作できる塗り絵ゲーム対戦、視線入力で移動や姿勢変更を自分で行える車椅子の体験、ドキュメンタリー映画やユニーバサルイベントの紹介などが行われた。

自分をプレゼン!写真展


ICT救助隊は、「自分をプレゼン!」の写真展と合わせて、自分らしいコミュニケーション方法を見つけるきっかけとなるように様々なコミュニケーション支援機器の展示と体験会を行った。

久しぶりのリアルな交流を楽しんだ



また、当日はあいにくの雨にも関わらず、北海道から鹿児島まで、全国から多くの医療的ケアニーズのある当事者や家族、関係者が集まり、久しぶりのリアルな交流を楽しんだそうだ。



ICT救助隊は、今回の写真展を通じて、多くの人に「自分をプレゼン!」を知ってもらい、これかも多くの人に登壇してもらい回を重ねていくことで、プレゼンする当事者だけでなく、周りで支える家族や友人、介護関係者や医療関係者などがつながれる機会を提供していくという。

これからもICTを活用した様々な支援を通じて、障害のある人もない人も誰もが自由に生活し、コミュニケーションできる社会の実現を目指していく、ICT救助隊の今後にも注目してみては。

ICT救助隊公式サイト:https://www.rescue-ict.com/

(角谷良平)

最新情報をTwitterで受け取ろう!
最新情報をFacebookで受け取ろう!
前の記事
一覧へ戻る
次の記事