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【埼玉県さいたま市】日本で唯一、出雲大社「大社造り」神棚を作る藤本木工芸のサテライトオフィスが開設

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出雲大社の建築様式である「大社造り」の神棚を作る藤本木工芸は、建物のメンテナンス/リフォーム事業を手がけるナックプランニング浦和支店内に、出雲と神棚の魅力を発信する『藤本木工芸 埼玉サテライトオフィス』を開設。

予約が必要となるが、誰でも見学できるという。

日本で唯一「大社造り」の神棚を作る


元禄時代から300年以上、出雲大社専属の職人として仕える藤本木工芸の藤本家。12代目当主・藤本剛(ふじもと たけし)氏は「大社造り」の神棚を日本で唯一、手作りで作っている。


設計図を見ながら作るわけではなく、すべて頭の中に入っている理想の形を、組み立てから仕上げまでほぼ手作業で行う。

派手な装飾のない、檜の素材を活かした素朴な神棚なので、自宅のリビングはもちろん店舗の空間にもなじむのが特徴だ。心を穏やかに作業する事を大切にする12代は、仕事をはじめる朝と終わりの夜に、毎日欠かさず神棚に祈りながら製作しているという。

これらの高い技術と伝統文化継承などの功績が認められ、2023年春には島根県知事が指定する「島根県ふるさと伝統工芸品」、出雲市経済観光部による「出雲ブランド商品」にW認定された。

埼玉の人にとって「一番身近な出雲」に


今回オープンしたサテライトオフィスでは、優美な八の字屋根が印象的な大社造りの神棚を実際に見ることができる空間となっており、藤本木工芸の販売・注文の窓口となるほか、神棚の正しい参拝方法の紹介、出雲大社の教えといった、【出雲と神棚】の魅力を伝えるワークショップなどを実施予定だ。

神棚が神様を身近に感じることができる存在であるように、この場所が埼玉の人たちにとって「一番身近な出雲」として感じてもらえる存在となることが、同社の願いだそう。

今回の提携の背景

今回の提携は、ナックプランニング代表者の実家が藤本木工芸であることから実現。

1992年に創業し今年31年目を迎えた同社・社長・藤本祥氏は、出雲大社の専属桧物職(檜・杉を材料として木具類を作る仕事)である父の背中を見て育ち、関東の大学を卒業後、寺社仏閣を専門とするゼネコンで建築設備設計として勤務。


その後、縁あって暮らしていた埼玉県戸田市で創業し、現在は埼玉を拠点に千葉、東京、神奈川へ支店を出し、関東一円のリフォームを手掛ける企業へと成長させた。

同社では、これまでにも埼玉で神棚のリフォームや神棚のワークショップなどを開催し【出雲と神棚】の魅力を地域の人たちに伝えてきた。縁結びで知られる出雲大社の教えを伝承し、心が伝わる【出雲と神棚】の発信基地となることを目指していきたいという。

美しい神棚の実物を見たい人は足を運んでみて。

■藤本木工芸 埼玉サテライトオフィス
住所:さいたま市浦和区高砂2丁目4-3内田ビル6階

藤本木工芸HP:https://fujimoto-mokkou.com/

ナックプランニングHP:https://www.nackplanning.co.jp/

(鈴木 京)

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