紀文食品では、事前調査で「はんぺん(※)を知っている」と回答した全国8エリアの20代～60代以上の女性1,600人を対象に、はんぺんに関する調査を実施した。

「はんぺん」食べたことがある人は9割以上

「はんぺん」と聞いて、どのようなものを思い浮かべるだろうか？実は「はんぺん」と呼ばれるものは全国にたくさんあり、色や形、食感も多彩。その中でも今回紹介するのは、白くふわふわしてソフトで軽い食感の「はんぺん」。この白い「はんぺん」は関東で発祥した食べ物だと言われている。

今回実施した調査で、はんぺんの喫食経験をたずねたところ、91％の人が「食べたことがある」と回答。西日本でも85.2％と、今や全国で多くの人が食べているようだ。

「原材料は白身魚」知らない人は約1割

はんぺんの主な原材料が白身魚であることを知っているか聞いたところ「知らない」と答えた人は13％という結果に。はんぺんは、白身魚のすり身にやまいもや卵白などを加え、気泡を作るように練りあげた後、熱湯に浮かせながらゆでて作られている。認知度100％まで、あと少しという結果となった。

はんぺんが白くてふわふわな理由

アイスクリームのなめらかな口当たりは、空気の混入割合によって左右される。同様に はんぺんの“ふわふわ”とした食感も、空気が大きく影響している。すり身にやまいもや卵白などを加え、空気を均一に含ませるように高速で撹拌し練りあげることで、はんぺん独特のふんわり感を生み出している。

また、はんぺんの白さは、漂白剤などは一切使用しておらず、原料となる白身魚のすり身を作る過程で水晒し(みずさらし)という工程があり、血合いや脂肪を洗い流すことで、美しい白さを生み出しているんだとか。

「そのまま食べられる」ことを知らない人が約半数

はんぺんは製造段階で加熱(ゆでる)をしているため、そのままでおいしく食べることができる。しかし、そのことを知らないとの回答が51％にのぼることが分かった。約半数の人が「はんぺんは加熱しなければ食べられない」と思っているようだ。

いつもの料理を“ふわふわ”に

空気を含ませて作るはんぺんは、素材として活用すると、いつもの料理をふわふわに仕上げることができる。

使い方もとっても簡単！1枚すべて使う場合は、パッケージを開けずに袋の上から手でもみながらつぶして、他の材料と混ぜるだけ。冷めても固くならないのでお弁当にもぴったり。

高たんぱく・低脂質な食材

さらに、はんぺんは高たんぱく・低脂質な食材のひとつ。牛肉や鶏卵と比べると同程度のたんぱく質量を持ちながらエネルギーと脂質が低いことがわかる。

しかし調査をしてみると、高たんぱくかつ低脂質な食材だということを知らないと答えた人が約4割にのぼった。

はんぺんの調理が簡単な理由は火を通さなくても食べられることのほか「包丁を使わなくてもいい」ということ。袋の上から定規や下敷きを押し当てるだけで簡単に切ることができ、まな板や包丁を洗う手間も省くことができる。

紀文食品のWebサイトでは、100以上のはんぺんレシピを紹介中！気になる人はチェックしてみて。

■調査概要
調査機関：アイブリッジおよび紀文食品
調査地域：北海道／東北／関東／中部／近畿／中国／四国／九州沖縄地方
調査対象：事前調査で画像を見てはんぺん(ふわふわとした食感の白いはんぺん)を知っていると回答した20代～60代以上の女性　各世代約40名
調査期間：3月29日(水)～30日(木)
サンプル数：1,600名
調査方法：インターネットによる調査

紀文食品公式Webサイト「笑顔のレシピ」：https://www.kibun.co.jp/recipe_category/hanpen_r/

※ 文中の「はんぺん」はすべて「白いはんぺん」を指す。

(江崎貴子)