広島県三原市の三原臨空商工会が運営する「ひろしまど真ん中市場」公式サイトは、公開して10周年を記念し、「せとなか百貨店」としてリニューアルした。瀬戸内のちょうど真ん中・広島県三原市より、遠方からでも手軽に味わえる新鮮なグルメや、三原市ならではの商品を届けていく。
三原市を盛り上げるためのECサイト
地方産業において年々加速度的に過疎化が進んでいる。そんななか、三原臨空商工会職員数名の“商工会が音頭を取ってなんとか三原市を盛り上げたい”という想いから、産業の衰退が続く地方都市での生き残りをかけたプロジェクトが2012年にスタートした。パソコンに不慣れな地元事業者に対しても、事業内容の説明やECサイトの運営にとって必要な心構えまで、モチベーションを高めるための内容に力を入れて実施してきた。
10周年を迎えた「ひろしまど真ん中市場」は、今年、サイト名を「せとなか百貨店」に改め、全面リニューアルを行った。
商品数は2倍、クレカ決済にも対応
リニューアルにあたり、参加企業が16社から36社に増え、商品数も約100品から204品と約2倍に増加。三原市の地域産業が生み出すグルメ、寝具や衣類品、家具、美容品など、数々のスグレモノが集結している。今後は、同サイト限定販売の商品を中心に展開していく。
また、情報が探しやすくさまざまな機種でも見やすいように、構成やデザインを全面的に刷新し、スマートフォンやタブレット端末からも見られるように。これまでは、銀行振込限定で対応していたが、クレジットカード決済機能も導入した。
参加企業の商品を一部紹介しよう。
感動的なやわらかさの八天堂のぱん
八天堂からは「極あんぱん・極くりーむぱん 2種6個詰め合わせ」1,685円(税込)が登場。同社は、昭和8年、三原市にて“甘くておいしい和菓子を通じて、少しでも周りの人たちを元気づけたい”という想いから創業。「極くりーむぱん」は、“八天堂が産まれた故郷・三原の食材を使用して商品を作りたい”という想いから誕生した。
三原市産の米粉を使用し、独自の長時間ミキシング製法により、ふわふわしっとりとした感動的なやわらかさを実現。オリジナルのとろっとろのクリームときめ細かい生地が溶け合っている。
地域の人気店による「尾道ラーメン」
地域の人に愛されれいる「ラーメン康」が、店で提供している「尾道ラーメン」のスープ、生麺、具材をそのまま自宅用にパッケージングした「ラーメン5食セット」3,500円(税込)も。
鶏ガラをベースに、3種類のダシを合わせたスープは、あっさりとしていながらコクがあり、毎日でも食べたくなる味わいだ。
リニューアルした「せとなか百貨店」にて、三原市のグルメや産品を手に入れてみては。
せとなか百貨店:https://www.setonaka.jp/
(山本えり)