賀茂鶴酒造は、5月25日(木)、西条にじいろ保育園の園児を招いて、賀茂鶴酒造 見学室直売所の敷地内に特設した縦1.2メートル、横2.4メートルの田んぼで田植えの体験会を行った。

園児たちが田植えを体験会

田植えの体験会では、山田錦などの酒米を数種類、園児たちに植えてもらったそう。

田植えの体験会で使用する稲は、東広島市高屋町造賀の酒米生産者・友保照規さんから譲り受けたもので、当日は友保さん自らが植え方などの手ほどきが行われた。

2021年から田植えをスタート

西条にじいろ保育園は、食育にも熱心に取り組んでいる。また、賀茂鶴酒造 見学室直売所は、園児たちの散歩コースでもあることから交流が生まれ、2021年から田植えを始めた。

秋には収穫の体験もしてもらい、園児たちに食べてもらう予定だという。

酒造りの原点を思い出してもらうための試み

賀茂鶴酒造では、1989年～2004年まで広島市八丁堀の緑地「カモツルオアシス」で田植えを行っていた。都会を行き交う人々に一服のゆとりと、酒造りの原点を思い出してもらうための同社の試みだった。

今回の田植えが酒の街・東広島市の米や酒について、より一層関心を持ってもらうきっかけとなることが賀茂鶴酒造の願いだ。なお、田んぼは収穫まで賀茂鶴酒造 見学室直売所前で展示される。

この機会に、園児たちが植えた稲の様子を見に行ってみては。

■田植えの体験会
開催日時：5月25日(木)10:15～11:00
場所：賀茂鶴酒造 見学室直売所
住所：広島県東広島市西条本町9-7
公式サイト：https://www.kamotsuru.jp/

(角谷良平)