日本ウェルビーイング推進協議会が主催する「世界農業遺産活性化プロジェクト」が、5月1日(月)~7月9日(日)の期間、和歌山県みなべ町にて「梅収穫ワーケーション(通称:梅ワー)」を開催中だ。
1年目にして延べ240人が参加
日本ウェルビーイング推進協議会を主宰する島田由香氏が、ワーケーションのために度々和歌山県へ訪れていたことをきっかけに、日本一の梅の産地であり、世界農業遺産認定地域でもあるみなべ町の基幹産業である梅栽培において、梅農家が抱える人口減少・高齢化・後継者/人材不足といった課題を抱えていることを知り、昨年2022年6月に初めて1カ月間ワーケーションを開催。
1年目にして延べ240人の都市部を中心とする働く人たちが集まり、収穫のピークを迎える11軒の梅農家で作業を手伝うことができた。
19軒の梅農家でワーケーションを実施
昨年の経験を経て、アンケート等の結果「参加者のウェルビーングが上がった」という実績や、農家/自治体のニーズを受け、今年は5月、6月、7月の3カ月にわたって、19軒の梅農家でワーケーションの実施が決定。
5月は広大なエリアに敷き詰められる青いネットを張る作業とそのための準備、6月は梅の収穫(青梅をもぐ、熟した梅を拾う)、7月は塩水に浸かった梅を何度もひっくり返しながら干すなどの作業を行っていく。
自分とつながり、自分の内側に気づく機会
また、日本ウェルビーイング推進協議会は、自然に溢れる地域で空になる(vacate)体験を通じてウェルビーイングを高め、セルフリーダーシップを強化できることを“真のワーケーション”と定義。梅収穫ワーケーションも、非日常に身を置き、見えるもの・聞こえるもの・感じるものが普段とは違う時間を過ごすことで、自分とつながり、自分の内側に気づく機会だ。
昨年、梅ワーを通じて“真のワーケーション”を体験した延べ240人の参加者からは、「ワーケーションや農業への関心が高まった」「夢中になること、自然の近くにいることで体全体がリフレッシュすると感じた」「農家さんの大変さを身に沁みて感じ、食べ物に対する慈悲が深まりました。そして無心で手を動かす体験はここに生きていると感じさせてくれました」「旅行者ではなく働き手として関われたことがうれしかった」などの感想が寄せられている。
参加無料&誰でも参加可能
梅ワーは参加費無料で、申し込みフォームから誰でも参加可能。この機会に、農家と関わりながら、ウェルビーイングをアップできるワーケーションに参加してみては。
申込方法:https://note.com/umewaa_wellbeing/n/n5ada05117bbb
公式note:https://note.com/umewaa_wellbeing/n/ncde70c0ee2d0
LINE:https://lin.ee/9P9sIzv
(佐藤ゆり)