4月、植物学者・牧野富太郎博士をモデルとした主人公のNHK朝ドラが放送開始。
これに伴い、高知県立牧野植物園、千葉工業大学 STAIR Lab、北隆館が牧野富太郎博士を身近に感じる植物コレクションアプリ「牧野100コレ」を5月29日(月)にリリースした。
牧野植物の世界をより身近に
牧野富太郎博士を身近に感じる植物コレクションアプリ「牧野100コレ」は、全国の植物園で牧野博士ゆかりの植物がクローズアップされ、展示されることを見込んで制作された。
実際に各地で植物園に足を運んだ際に役立つガイドアプリとして、ユーザーが牧野植物の世界をより身近に感じられることが同アプリの狙い。ここでの牧野富太郎博士ゆかりの植物とは、博士が発見した植物、名前を付けた植物、そしてそのほか博士による何らかのエピソードが伝えられている植物などが指されている。
各地の植物園を巡って写真を撮影
「牧野100コレ」は、牧野富太郎博士ゆかりの植物の写真を、スマートフォンの写真撮影機能を用いて集めるコレクションアプリ。
高知県立牧野植物園の監修のもと選定された牧野富太郎博士ゆかりの植物100種の花を、各地の植物園を巡って写真に収めコンプリートを目指す。
同アプリには、あらかじめ学名含む種名、花期、撮影難易度が「普通」「レア」「激レア」の三段階、参考として『牧野日本植物図鑑』(1940)の植物図を添えた、それぞれの「牧野ゆかりの植物」のアルバム台紙が準備されている。
そして、各々のユーザーが植物園で撮影した「牧野ゆかりの植物」の花の写真をアルバムに貼り付け、アルバムの完成を目指す。
「牧野100コレ」の利用対象は、全国の植物園を訪れるすべてのユーザー。利用料は無料。動作環境はiOS 14以上を搭載したiPhone/iPadだ。
また、同アプリは、次世代型植物図鑑向けの人工知能開発のため、ユーザーに花の画像の提供を依頼している。アプリのターゲットは、植物園に植えられた植物。利用者に特に専門的な知識は必要ない。
まずは、スマホ片手に最寄りの植物園に出かけ、牧野富太郎博士ゆかりの植物を探してみては。
千葉工業大学公式サイト:https://www.it-chiba.ac.jp/topics/pr20230529/
(山川温)