トレンドニュースサイト STRAIGHT PRESS【 ストレートプレス 】

LIFESTYLE

「カーボンニュートラル検定」がスタート!これからの社会に求められる人材を育成

このエントリーをはてなブックマークに追加


カーボンニュートラルの普及や推進・支援を行う脱炭素事業推進協議会は、6月1日(木)より、カーボンニュートラル・脱炭素のルーツからルールまで学ぶことができる「カーボンニュートラル検定」をスタートした。

脱炭素のルーツと基本ルール

カーボンニュートラルとは、温室効果ガスの排出を全体としてゼロとするというもの。排出せざるをえなかった分については同じ量を「吸収」または「除去」することで、差し引きゼロを目指す。

年々、日本の夏は記録的猛暑が続き、突発的な大雨など気候変動を感じるようになった。世界に目を向けても、国の3分の1が水没したパキスタンの洪水やヨーロッパの熱波など、続く異常気象をきっかけにSDGsや脱炭素というキーワードを知った人も多いのではないだろうか。

日本政府は2020年10月に「2050年カーボンニュートラル(脱炭素社会)の実現を目指すこと」を宣言し、「2050年カーボンニュートラルに伴うグリーン成長戦略」を策定した。

背景としては、温暖化を食い止めなければという環境問題と、カーボンニュートラルとビジネスの相乗効果で経済成長を促すという2つの観点があり、1人1人がカーボンニュートラルについての基本的な知識を正しく理解する必要がある。

脱炭素×人材の課題

カーボンニュートラル・脱炭素は対象となる領域が非常に広く、特化した人材は少ない状況だ。一方、企業側は、2021年6月のコーポレートガバナンス・コードの改定によりESG情報の開示が求められるようになったことを背景に、ESFやSDGsに関わる人材、なかでもカーボンニュートラル・脱炭素の分野における職務経験者や専門知識を持つ人材の引き合いが増加している。

新常識へのパスポート「カーボンニュートラル検定」

「カーボンニュートラル検定」は、地球の気候変動を発端とするカーボンニュートラル・脱炭素のルーツおよび世界の運用ルールなどカーボンニュートラルについて全般的・基礎的な知識を学ぶことができる、誰でも受験可能な試験。合格者はカーボンニュートラル・脱炭素に必要なアクションを正しく検討できる能力を持っていることが認定され、「カーボンニュートラル人材」として重要な役割を担うことができる。

「カーボンニュートラル検定」概要

受験方式はCBT(日本全国各地の試験センターにて受験可能)、団体受験でマークシート方式。試験時間は50分で、出題数は50問、回答形式は4問ラジオボタン・4問チェックボックス。100点満点中80点獲得で合格基準に適したと認定される。

受験料は学習テキスト代込みで16,500円(税込)。なお、1回目の受験から1年以内の複数回受験は2回目以降11,000円(税込)となる。


脱炭素事業推進協議会の理事長・笠原曉氏は、「カーボンニュートラル・脱炭素は遠い世界の問題ではなく、生活だけではなくビジネスにも大きな影響を与える身近な問題です。刻一刻と変化し、事業を行う上でカーボンニュートラル・脱炭素を取り入れることが当たり前の世の中になっています。本検定を通して就職活動を行う学生さんや社会人の方にもカーボンニュートラル・脱炭素のことを正しく理解していただきたいです。」と話している。

「カーボンニュートラル検定」の詳細は、申込ページにて確認を。

申込ページ:http://www.cnkentei.jp/
脱炭素事業推進協議会公式サイト:https://cop.or.jp/

(yukari)

最新情報をTwitterで受け取ろう!
最新情報をFacebookで受け取ろう!
前の記事
一覧へ戻る
次の記事