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【神奈川県】花を通じて社会をHUGする体験型の花農園「ローランズファーム」横須賀市にオープン

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誰もが花咲く社会を目指すフラワーショップを展開するローランズは、花を通じて新しい価値に出会う体験型の花農園「ローランズファーム」を、7月29日(土)に神奈川県横須賀市長井にオープンする。

障がい者の雇用や支援を実施

ローランズは、“排除なく、誰もが花咲く社会”を目指し、花や緑のギフトや空間装飾サービスを通じて、障がいや難病と向き合うスタッフを多数雇用。現在70名のスタッフのうち50名の当事者が活躍している。フラワーショップ「ローランズ」を都内5カ所に構え、心を整えながらチームアップで働く環境を整備し、職場作りの新しい形として注目を集めている。

2019年にウィズダイバーシティLLPを設立。国家戦略特区と連携し、複数の企業が協業して障がい者雇用を生み出すプラットフォームを構築。現在10社と共同で15名の雇用を作るなど、新しい雇用方法を提案。今年6月には、花や緑に関わる仕事を目指す障がい当事者の就職を支援する「ローランズフラワーアカデミー(就労移行支援事業所)」がスタートした。

農薬を使わずに四季折々の花を栽培

「ローランズファーム」は、自然な形で育てる中で生まれたものを排除しない、新しい社会包摂モデルを体現したファームだ。


約600坪の広大な土地で農薬を使わず、夏はひまわり、秋はマリーゴールド、冬はスイートピー、通年でサンセベリアを栽培する。

一般的に物流や店舗において廃棄される花は、仕入れの30〜40%、本数にして10億本。形やサイズが規格と違うだけで廃棄されるものも少なくない。同社はこれまでも、再生紙製造やドライフラワー加工による様々な商品企画を通して花の再生に取り組んできた。


今回、この問題に根本的に取り組むために同施設をオープンし、花の生産から販売までを通して、市場の規格にとらわれず、ありのままの花々を届けていく。

多様な美しさをHUGする文化


同施設のコンセプトは“花を通じて社会をHUG(ハグ)する”。多様な美しさをすべて抱きしめるような、やさしい社会を作るための一歩を踏み出すきっかけを提供する。一般的には規格外として廃棄される花を「オンリーワンの1輪」として届けることで、多様な美しさや新たな価値との出会いを提供する。

運営は障がいや難病と向き合っている当事者が中心となって行う。彼らが地域で誇りをもって働き、生き生きとした生活を送っていくために、地域社会や経済活動の担い手として包摂できる環境を創り出す。


多様な美しさをすべて抱きしめ、やさしい社会を作るために存在する花を「HUG FLOWER(ハグフラワー)」と名付け、同施設で栽培されたものは自社フラワーショップやECサイト、都内各地のマルシェでも提供していく。

また、事前予約にて花摘み・花束づくりなどの体験を提供(摘み取り+花束制作セット3,500円。花束は持ち帰ることができる)。このほか、発酵エネルギー体験やソーラーパネルの導入などの自然と共存する取り組みや、ビニールハウスの壁面を活用したアートペイント体験、フォトエリアの提供も予定。観光・就労の両面から地域の魅力を伝えることで、地域活性化へ貢献していく。

「ローランズファーム」を訪れて、多様な美しさや新たな価値との出会いを体験してみては。

■ローランズファーム
住所:神奈川県横須賀市長井1-732
HP:https://lorans.jp/

(山本えり)

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