花弘は、9月1日(金)より、サステナビリティ活動の取り組みとして、全国の花弘系列店にて発生した廃棄処分予定の花材と、繊維リサイクルボード「PANECO(パネコ)」を利用したフラワーベースを企画製作し、グループ店舗に加え、花弘オンラインサイトにて販売する。
サスティナブルなフラワーベースの複数店舗での販売は、花弘初の試みとなる。
廃棄となる植物と衣類繊維をアップサイクル
ウェディングやパーティー、イベントなどで短い期間の役目を終えた花々は、通常、使用後にほとんどが処分されてしまう。
花弘は、全国のショップや営業所から廃棄処分の花やグリーンを定期的に回収。
回収した植物を素材ごとに細かく分別し、植物に適した方法で乾燥させたのち、廃棄衣類繊維に練り込み美しいボードへとアップサイクル。
あえて様々な種類の植物素材をミックスすることで、自然で唯一無二の風合いを実現させた。
「PANECO」を利用したフラワーベース
繊維リサイクルボード「PANECO」を使用したフラワーベースは、規格サイズのボードに対しロスの無い取り都合を考慮した形状で強度をも考慮した設計がされている。
また、5つのパーツからなるデザインは、組み立て式にすることで輸送時の積載効率の上昇に寄与し、簡単に組み立てられる。ペットボトルから再生した繊維を用いたECOなリボンで結ぶことにより、強度もアップさせ、より一層サスティナブルな商品に仕上げられている。また、使用後は、再び新たな「PANECO」としてリサイクルすることも可能だ。
繊維リサイクルボード「PANECO」を利用したフラワーベースは、大・中・小の3サイズ展開で、参考上代は、16,500円(税込)~。また、取扱い店舗は、Hanahiro オンラインショップ、下北沢本店、HANAHIRO CQ 丸の内店、Ludique by Hanahiro(ルディック バイ ハナヒロ) 玉川高島屋 S・Cだ。
環境負荷を低減したフローリストを目指す考えを具現化
今回製作されたフラワーベースへの採用は、創業82年を迎えた花弘が近年強化して取り組んでいるサスティナブルな取り組みの一環。
「花を通して人を幸せにすることを最も大切な使命とし、光った本物であり続けることを目指す」という企業理念を掲げ、花弘全体であらゆる無駄をなくし、資源の有効利用、再資源化、省エネルギー、廃棄物の削減、環境汚染の予防に努め、環境負荷を低減したフローリストを目指すという考えが具現化されたものだ。
花弘は、2022年11月より、ECOに配慮した開花後の鉢を無料で回収する胡蝶蘭のサービス「reRan」を販売し、現在では月間100件を超える回収を実現させ、SDGsの達成に貢献してきた。
花弘は、棄てられる運命にあった花や資材を今後は新たな命の宿り先として、廃棄物をアップサイクルする新事業に取り組んでいくという。
サスティナブルな新製品である、繊維リサイクルボード「PANECO」を使用したフラワーベースに注目してみては。
■下北沢本店
住所:東京都世田谷区北沢 2-25-20
■HANAHIRO CQ 丸の内店
住所:東京都千代田区丸の内 2-6-1 丸の内ブリックスクエア アネックス 1階
■Ludique by Hanahiro 玉川高島屋 S・C
住所:東京都世田谷区玉川 3-17-1 玉川高島屋 S・C 南館地下1階
Hanahiro オンラインショップ:https://www.hanahiro-onlineshop.jp/
(角谷良平)