日本こどもの生き抜く力育成協会が運営するキッズ・マネー・スクールは、「6歳から身につけたいマネー知識 子どものお金相談室」を8月22日(火)に発売した。
キッズ・マネー・スクールとは?
同協会代表理事の三浦康司氏は、我が子のために、年利12%の「パパ銀行」や、おこづかいを米ドルで渡すなどの金銭教育を実践してきた。
そのような同氏の金銭教育をもとに、2014年にスタートしたのが親子で学べるキッズ・マネー・スクールだ。
同スクールは、「お金はありがとうと交換するもの」という考え方を基本として、子どもたちがお金に興味を持ち、投資の視点を培い、世界で生き抜いていける金融リテラシーを身につけることを目指している。
講座でお金の歴史や現状をしっかり学んだ850名を超える認定講師が、劇やワークショップを通して、お金の使い方・投資の考え方・見えるお金、キャッシュレス決済のような見えないお金の違いなどについて、日常生活で活用できるように具体的に伝えてくれるのが特徴だ。
“子どもとのお金の悩み”に認定講師が回答
これまで、同スクールに参加した全国の子育て中の親からは、「具体的にどのように教えたら良いかよくわからない」との悩みが寄せられたという。その声に応えるべく、「6歳から身につけたいマネー知識 子どものお金相談室」が発売された。
同書は、成長過程でぶつかる“お金の悩み”をケーススタディごとにキッズ・マネー・スクール認定講師が回答している、子どもを一生お金に困らない人に育てるための問答集だ。
また、発売前に重版が決定しており、発売初日にはAmazonカテゴリ1位(※1)を獲得し、話題を呼んでいる。
教育現場で上がる「スキル不足」「教材不足」の声
2022年春から、高校の授業で「金融経済教育」が義務化されたた。これにより、「生活に必要なお金の基礎知識」「資産形成」が注目されているが、金融教育に積極的に取り組む高等学校は4割弱にとどまるなど、教育現場からは「教員のスキル不足」や、「大学受験の科目より優先度が低い」「教材不足・作成時間がない」との声が上がっているそう。
そうした中で、同協会には、学校や教育機関からスクール開催・講師派遣の問い合わせが増えている。教育現場から「具体的な指導方法・教材」が求められているのが実情だ。
そこで今回、同スクールは同書の一部を教育機関へ寄贈する予定だ。参考書として活用されることで、全国の教育現場の一助となることが同協会・同スクールの願いだという。
子どもへの金融教育に悩んでいる人は、「6歳から身につけたいマネー知識 子どものお金相談室」をチェックしてみては。
日本こどもの生き抜く力育成協会 公式HP:https://kids-money.com/
※1:教師向け書籍、その他の語学・教育関連書籍、債券・為替・外貨預/8月22日(火)時点
(オガワユウコ)