「くればぁ」は、“非日常を、日常に”をコンセプトとした、日常使いと防災用を兼ねる新商品「魔法のポケット」を開発。8月23日(水)〜9月29日(金)の期間、クラウドファンディング「Makuake」にて先行販売中だ。
フェーズフリーな便利グッズを開発
近年頻発する豪雨災害や予測される巨大地震への対策など、自然災害への対策の重要性は日に日に高まっている。しかし「食料・飲料水、日用品、医薬品などを準備している」人の割合は40.9%(※1)と半数以下の状況だ。また、豪雨災害時の逃げ遅れによって人命が失われる事態が多くあるが、避難しなかった人の判断理由として「避難先の環境が心配だった」を挙げた人が2番目に多い69.1%という調査結果(※2)がある。
防災備蓄が不十分な背景には災害に備えることの難しさがあり、避難行動の遅れの背景には非日常である避難先での生活の不安があることがうかがえる。それらのハードルを下げるための考え方として、日常と非日常の境目をなくす「フェーズフリー(※3)」がある。
同社は「災害時にも役立つ、普段使っているもの」をそのまま避難時に素早く持っていくことで、避難先での非日常性を下げることができ、逃げ遅れを回避できると考え「魔法のポケット」を開発。また、防災用品が日常生活に入り込んでいるので、在宅避難においても有用だ。
くればぁ公式noteにて、防災やフェーズフリー商品開発への思いが綴られているので、読んでみよう。
「いつも」をそのまま持ち出せる
同商品は、もしものときに「いつも」をそのまま持ち出せる便利なアイテム。ウォールポケットがポンチョに変身し、リュックとしても使えるので、急な災害のときでも、普段使っているものをそのまま持ち出すことが可能。コンタクトレンズや常備薬など、いつもの暮らしに欠かせない、本当に大切なものを忘れずに持ち出すことができる。
また、日常使いでありながら緊急時に使用されることを想定し、シンプルなデザインと注意喚起を促す効果のある黄色を基本カラーに採用。一部にライトが当たると光る反射材を使用し、夜間や災害時でも「気づく」ことができる。
雨の時にはポンチョにも変身するモバイル&ウェアラブルポケットとして、アウトドア活動や外出時にも活躍。リュックスタイルで細かい持ち物を身に付けたり、小物入れとして携行したりできるので、キャンプや釣り、野外フェスやスポーツ観戦など、野外・屋外での活動の必携品となるだろう。
9月より生産をスタート
Makuakeにてクラウドファンディング中の同商品は、9月上旬よりプロダクトの生産を開始する。また10月下旬より順次発送を開始する。
いつもはウォールポケット、もしもはポンチョ、移動はリュックの3in1の防災便利グッズ「魔法のポケット」を、この機会にチェックしてみては。
Makuake:https://www.makuake.com/
プロジェクト名:日常と非日常の境目を無くし災害時に本当に大切なものを持ち出せる『魔法のポケット』
くればぁ公式note:https://note.com/cleverjapan/n/n891718afefed
※1:内閣府「防災に関する世論調査」(2022年12月):https://survey.gov-online.go.jp/r04/r04-bousai/gairyaku.pdf
※2 野村総合研究所「第292回 NRIメディアフォーラム」(2020年7月):https://www.nri.com/jp/knowledge/report/lst/2020/cc/mediaforum/forum292
※3 身のまわりにあるモノやサービスを、日常時はもちろん、非常時にも役立てることができるという考え方。くればぁは、フェーズフリー協会のフェーズフリーアクションパートナーとなっている。
(江崎貴子)