いとう教材社は、神奈川県座間市の市立保育園全7施設において、紙おむつサブスクリプションサービス「おむつん」の導入を決定した。座間市では、今年10月に試行実施を行い、11月より正式に運用を開始する予定だ。
保護者と保育士の負担を軽減
今年4月より、座間市では施設でおむつの廃棄を開始しており、より保護者と保育士の負担を軽減していくという観点から、おむつの持参もなくすことで、双方が子どもたちと関わる時間が増え、保育の質向上・保育士が長く働ける環境づくり、保護者の利便性向上を目指すことを目的とし、市立保育園でのおむつのサブスクリプションサービス「おむつん」の導入を決定した。
近年問題にもなっている保育士不足の中、高い水準の仕事を求められている保育現場に対し、同サービスを導入することで、おむつの残り枚数の確認や保護者とのおむつ交換枚数に関する保護者との認識の相違などの負担を軽減することができ、日々多忙な保育現場の一助になるだろう。
おむつに記名して持参という手間が無くなる
いとう教材社が2019年にサービスを開始した「おむつん」は、保育施設で使用する紙おむつ・おしりふきが使い放題になるサブスクリプションサービス。
利用者は一定の月額利用料を支払うことで、保育施設で使用するおむつ・おしりふきが使い放題になる。利用者のおむつは直接保育施設に届くため、保護者が毎日紙おむつに記名して持参する、という手間が無くなり、保育士は園児毎にそれぞれのおむつを管理する必要が無くなる。保護者の利便性向上と保育士の業務負担軽減の両方に寄与するサービスだ。
1箱から翌日配送可能
また、同サービスは保護者の利便性向上はもちろんのこと、持続可能なおむつサブスクリプションサービスを目指し、特に保育士の業務負担軽減の視点を重視してサービス展開を行っている。
例えば、1箱から翌日配送可能であったり、選べる支払方法のほか、ICTシステム「コドモン」との連携というサービスを展開中だ。
特に「1箱から発注ができ、最短翌日におむつ・おしりふきが届く」という点には多くの保育施設から評価を得ている。日々多忙な保育士は、おむつの注文を失念してしまうケースがあるという。おむつが到着まで多くの日数を要してしまうと、保護者が料金を支払っているのにも関わらず、保育施設におむつが無い状態になってしまう。また、保育施設では一般的に収納場所が少ない施設が多く、多くの在庫を各施設が持つことは難しい状況だ。
同サービスでは1箱(3~4パック)という少ないロットを最短翌日に配達することができるため、注文忘れなどの緊急時にも保育士の業務負担にならずに、継続して保育を行うことが可能という点にも注目したい。
紙おむつサブスクリプションサービス「おむつん」を、この機会にチェックしてみては。
いとう教材社:https://ito-kyozaisha.co.jp/
おむつんサービスサイト:https://omutsun-hoiku.com/
(江崎貴子)